トマト

 

トマトは甘くてみずみずしく、健康にもいい食材です。

ちょっと小腹が空いたときに食べたり、サラダにしても加熱調理してもおいしいですよね。

 

トマトは様々な場面で活躍するので、私はついつい大量に買ってしまい、長い間冷蔵庫に入れっぱなしにすることがあります。

 

長期間保存しておくと、やはり傷んでくるトマトがちらほら…

そんなときに知っておきたいのが、トマトが腐ってきたときの変化です。

トマトの傷んできたときの変化を知っておけば、腐っているか怪しいトマトを食べるときの目安になりますよ。

 

そこで今回は、トマトが腐ったらどうなるかについて、お伝えします。

また、食べられないトマトと密接な関係にある「トマトとカビ」についても、併せてご紹介しますよ。


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トマトが腐ったときの変化は?

腐るトマト

 

トマトは腐る・傷むと次のような変化があります。

 

  • 酸っぱい臭いなどの異臭がする
  • カビが生える
  • 崩れるほど柔らかくなった
  • 変な汁が出ている
  • 全体が黒く変色している
  • ブヨブヨやシワシワがひどい

 

一発でアウトと判断できるのは、異臭がする場合とカビが生えた場合です

特に「カビが生えているところだけ取れば食べられる」と思いがちですが、その考えは危険です。

 

カビは菌が見えない根(菌糸)を張っています。トマトの奥底に見えないカビ菌が残っているので、表面だけカビを取り除いても完全に菌を取り除くことはできません。

 

ですので、カビが生えたトマトは残念ながらもう食べられません。

もったいないですが諦めましょう。

トマトとカビについては、記事の半ばでもう少し詳しく解説します。

 

話を戻して腐ったときの変化ですが、一部が柔らかくなったりブヨブヨ・シワシワしている程度なら、その部分を取り除けば食べることでも可能です。

 

ただ、変化が進みすぎてトマト全体に広がると、傷んでいるか食べてもおいしくありません。

明らかに見た目がおかしくなったら、あきらめたほうがいいでしょう。

 

トマトの一部がブヨブヨになっている程度なら切り取って食べても良いですが、もし不安なら加熱調理することをおすすめします。

やっぱり怪しいときは火を通せば、ぐっと安全性が高まりますよ。

 

まとめると、トマトが食べられないか見分けるには、まず異臭がしないか?カビが生えていないか?に気を付けてください。

 

異臭とカビがセーフなら、トマト全体のブヨブヨ・シワシワに柔らかさなどを総合的に判断して見極めましょう。

 

どうしても判断がつかなければ、最後は一口食べてみて「味がおかしくないか」確認してください。

 

今回ご紹介した変化はあくまで目安ですので、必ず最終的には自分で腐っているか見極めてから食べましょう。怪しいときは諦めるのも勇気です。

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トマトはカビが生えやすい!カビの原因は?

カビ

 

トマトはカビが生えやすい野菜の一つです。時にはスーパーで買ったばっかりのトマトなのにカビが生えていた!ということもあります。

 

トマトは水分が多い野菜なので、やはり生産者やお店で気を使ってもカビを100%防ぐことはできないようです。

 

もし、買った直後のトマトにカビが生えていたら、お店で交換や返金してもらえるか確認してみてください。

 

そして、「トマトが腐ったときの変化は?」で説明したとおり、カビは根深く菌を張るので、表面だけカビを取り除いても食べることはできません。

 

カビが生えたトマトは捨てるしかありませんが、購入したトマトのカビの生え方で多いものは次の2つです。

 

  1. ヘタに白カビ
  2. 実の傷ついた部分に黒・青っぽいカビ

 

他にも色々なカビの生え方がありますが、多いのはこの2種類ですね。原因はどちらも水分にあります。

 

1はへたの切り口から出た水分が、2は実の傷ついた部分から出た内部の水分が、それぞれ空気に触れてカビしまうのです。

 

また、店で買ったばかりのトマトがカビているのは、出荷から店に並ぶまでに傷ついたことも一因だったわけですね。

 

このようにトマトはカビやすい野菜なので、もし買ったばかりのトマトがカビていても、寛大な気持ちを持ちましょう。

生産者やお店の人も大変そうですね。

 

トマトの賞味期限はどれくらい?

疑問

 

トマトは冷蔵庫の野菜室で約1~2週間ほど日持ちします。

保存の際には、へたを下にし、ポリ袋に入れてしっかり口を閉めて保存すると多少長持ちますよ。

 

ただし、中から水分が出るほど傷ついたトマトは、ぐっと消費期限が短くなるので注意してください。

腐る前においしく食べましょう。

 

まとめ

トマトは異臭・カビが発生すると食べられません。

柔らかくなり、見た目もブヨブヨ・シワシワや黒く変色などの変化が起こります。

 

トマトはカビが生えやすい野菜で、特にへたや傷ついた実でカビが生えやすくなります。

カビが一度生えてしまうと、表面のカビをカットしても菌が根を張っているので食べてはいけません。

 

トマトの保存期間は約1~2週間が目安です。

トマトのへたを下にしてポリ袋に入れて、口を縛って野菜室で保存すると長持ちしやすくなります。

 

今回はトマトの腐ったときの変化をご紹介しました。

判断がつかないときは、大事を取って食べないことをおすすめします。