れんこん

 

れんこんは漢字で「蓮根」と書きます。穴から向こう側が見えるので、「見通しがきく」と縁起がいい食べ物として正月にも食べられていますよね。

 

れんこんは根菜なので長持ちするかなーっと思い、冷蔵庫に入れて置いたら忘れてしまうこともあると思います。私はやりました。

 

どうにか食べられそうだけど変色してるし不安だ、というときに目安となるのがれんこんが腐ったり傷んだりしたときの変化です。

 

ある程度の目安を知っておけば、傷んでいるのか、それとも変色しているだけなのか、など判断がつきやすいですよ。

 

そこで今回は、れんこんが腐ったときの変化についてご紹介します。また、傷んだときの変化か判断がつきにくいれんこんの変色についても、あわせて解説しますよ。


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レンコンが腐ったときの変化は?

れんこん

 

れんこんは腐ったり傷んだりすると次のような変化があります。

 

  • 異臭がする
  • 表面がヌメヌメしている
  • ドロドロに柔らかくなる
  • 大部分が黒く変色している
  • カビが生えている
  • 味が苦い

 

見分ける際には、まずニオイを確認し、続いて見た目の黒への変色具合カビが生えているかどうか、そして触って柔らかさをチェックしていきましょう。

 

怪しいれんこんは総合的に食べられるかどうかをしっかり確認してください。大丈夫かなーと思って食べてみたら、味が苦い!なんてこともありますよ!

苦いときは諦めて捨ててください。

 

れんこんの一部が少し柔らかくなっている程度なら、取り除いて食べられる場合もあります。

ただし、傷んだときの変化が出てきたれんこんは味も落ちてきていますので、すみやかに食べるか捨てるかしましょう。

 

また、買った直後のれんこんなのに、表面の皮に黒い斑点がついているときはカビではありません。

 

黒い斑点は、黒シブ・手ズレ・皮点のどれか可能性が高いです。どれも育成や収穫の関係で発生するものなので、病気ではなく食べても問題ありません。

 

れんこんが腐っているかどうかは、臭い・見た目・食感・味など五感を駆使して判断しましょう。怪しいときには捨てる勇気も大切ですよ!

 

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紫やピンクに変色したれんこんは食べれるの?

鉄 調理器具

 

紫やピンクなど赤系統の色に変色したれんこんは食べても問題ありません。腐ってもいません。

 

れんこんが赤系の変色をする原因は、れんこんに含まれているタンニンにあります。このタンニンが鉄と反応することで、「タンニン鉄」という化合物ができるのです。

 

この「タンニン鉄」は赤色や黒色をしており、れんこんの変色の原因になっています。

 

でも、「タンニン鉄」の鉄はどこから来たの?と疑問に思う方もいると思いますが、鉄は至るところにあるんですよ。

 

鉄は、れんこんが育った土の中、水道水、包丁、フライパン、鍋などなど様々なところにあります。

土の中にもあるので、「赤しぶ」といって最初かられんこんの皮が赤っぽくなることもあるくらいです。

 

赤系統に変色したれんこんは、食べる上でも健康上にも影響はありません。安心して食べることができます。それでも見た目が気になる方は、次で説明する方法で変色を防ぐことができますよ。

 

ちなみに、れんこんが黒や茶に変色するのは、れんこんが空気に触れて酸化することが原因なので食べることはできます。りんごが茶色になるのと同じですね。

 

しかし、あまりに時間が経ちすぎたれんこんは、酸化が進んで真っ黒になると同時に傷んでいるので食べないほうが良いです。

 

れんこんの変色を防ぐためには?

れんこん

 

れんこんが変色するのを防ぐには、切ったあとに酢水に晒しておけば変色しません。酢水は水1Lに対して酢大さじ2杯ほどでOKです。

 

原理としては、れんこんが空気に触れて酸化することが変色の原因なので、酢水に入れておけば酸化せず変色を防ぐことができますよ。

 

また、タンニン鉄が発生するのを防ぐために、なるべく鉄製品にれんこんを接触させないことも肝心です。

 

先ほど説明したとおり、れんこんのタンニンと鉄の反応が変色の原因の1つなので、鉄に接触させなければ変色しなくなります。

 

ですので、酢水に浸す際に金属製の容器は避けましょう。もちろん調理のときに鉄製の包丁や鍋・フライパンなどもダメですよ!

 

今の時代は、セラミック製の包丁やテフロン加工したフライパンなどありますので、回避することも案外なんとかなります。

 

ただ、水道水に多く鉄分が含まれている場合は、ちょっとどうしようもないかもしれませんね!

 

まとめると、れんこんをカットして酢水に浸して、鉄に触れさせなければ変色を防ぐことができます。

 

もっとも、変色しても味や健康には影響ありませんので、私は面倒なときはそのまま調理しちゃってますが!

 

まとめ

今回のポイントは次のとおりです。

 

  • れんこんは腐ると、異臭・ヌメり・柔らかくなる・大部分が黒くなる・カビ・味の苦みといった変化が出る
  • れんこんのピンク・紫といった変色はれんこんのタンニンと鉄が反応したためで、食べる上では問題なし
  • れんこんは空気に触れると茶や黒く変色する
  • 変色を防ぐには、れんこんをカットした後酢水に浸し、鉄に触れないようにする

 

れんこんの変色は概ね見た目だけの問題なので、神経質にならなくても大丈夫です!

ただし、怪しいときは腐っていないかしっかり自己責任で判断しましょう。