一年中、どの時期でも突然おそいかかってくる腹痛…そして下痢。
本当にひどい下痢のときには、ワラをもつかむ気持ちになりますよね。
そんな下痢のときは、りんごジュースを飲むといい!という話を、聞いたことはありませんか?
この前、友人が「下痢のとき飲むといいよ」と言っていたのを聞いて、ビックリしました。
そこで今回は、下痢のときにりんごジュースは良いか悪いか?を徹底調査し、お伝えします!
良くても悪くても、理由もあわせて説明しますよ。
りんごジュースは下痢に良い?悪い?
りんごジュースは下痢の時、飲んではいけません。むしろ下痢の原因になることがあります!
では、なぜ悪いのか?
その理由は、以下の2つです。
- 砂糖が多いから
- 冷たい飲み物だから
この原因について、ご紹介します!
砂糖の取りすぎが下痢に悪い
通常りんごジュースには、砂糖がたっぷり含まれていますよね。
しかし、砂糖を大量に取ると、下痢の原因となってしまうのです。
簡単に理由を説明すると、実は砂糖を大量に取ることで、腸内の水分を多くしてしまうのです!
腸内の水分が多い=下痢を引き起こすというわけですね。
冷たい飲み物が下痢に悪い
冷たい飲み物をたくさん飲むと、お腹の調子が良くない…というのは誰もが経験のあることだと思います。
りんごジュースも、やはり冷やして飲むと、下痢の原因になってしまうのです。
この理由も簡単に説明しますと、以下のとおりです。
- 冷たい飲み物が大腸を刺激する
- 大腸の便を、肛門に運ぶ働きが活発になる
- 2の結果、大腸が水分を吸収するよりも早く、排泄が行われる
- 水分を多く含む排泄が下痢となる
ようは、冷たい飲み物が大腸を刺激して、水分がいっぱいの状態で便が出る、というわけです。これが下痢の状態ですね。
他にも、冷たい飲み物は体を冷やし、胃腸の働きを鈍くします。
その結果、消化不良を引き起こし、下痢になるという理由もありますよ。
さらに、冷たい食べ物飲み物は、自律神経を乱してしまう働きをします。自律神経が乱れると、これも消化不良の原因となり、下痢に繋がってしまうのです。
夏場だからといって、大量に冷たい飲み物をガブガブ飲むのは、控えたほうがいいですね。
まとめると、砂糖の取りすぎと、冷たい飲み物の飲みすぎが、下痢を引き起こしてしまうというわけでした。
なぜりんごジュースが下痢に良いと思われていた?
りんごジュースが下痢に良いという誤解。
この原因は、りんご自体が下痢によく、腸を整える効果があるからだと思います。
りんごが下痢によいので、りんごジュースも下痢にいいよね!と思った人が多かったため、りんごジュース=下痢によい、という誤解が広まったと考えられますね。
ただし、次に紹介するような一部のりんごジュースは、下痢によい働きをします。
例外?ストレートのりんごジュースなら効果がある?
ストレートのりんごジュースには、りんごと同様腸を整える働きが期待でき、下痢に効果があります。
ただし、このストレートのりんごジュースとは、混濁していて、濃縮還元ではなく砂糖を追加してないものを指します。この理由については、以下のとおりです。
混濁したりんごジュースについて
混濁した(透明ではない)りんごジュースが求められる理由は、りんごに含まれる「ペクチン」が残っているためです。
そもそもりんごには、「ペクチン」という腸を整える食物繊維が含まれています。この食物繊維が、下痢に効果がある成分ですね。
りんごジュースの混濁を取り除いて透明にしてしまうと、この「ペクチン」がなくなってしまいます。
逆に言えば、混濁があるりんごジュースは「ペクチン」を含み、下痢に効果があるというわけです。
濃縮還元したりんごジュースはだめ?
濃縮還元したりんごジュースには、砂糖が追加されていて、下痢に良くないといえます。砂糖が下痢に良くないのは、先ほど説明したとおりですね。
ストレートのりんごジュースは下痢に効果がある!
混濁していて、濃縮還元していないストレートりんごジュースは、下痢に効果があるといえます。下痢のとき飲むなら、冷やさず常温で飲みましょう。
ただ、濃縮還元していない混濁したストレートのりんごジュースは、市販のものだとお値段が高くなる特徴がありますよね。
自宅でジューサーを使い、りんごから作ることをオススメしますよ。
まとめ
- りんごジュースは下痢のとき飲んだらダメ!
- 理由は、砂糖が多く、冷たい飲み物だから
- ストレートのりんごジュースのみ、下痢に効果あり!
砂糖がたっぷりの冷たい飲み物をたくさん飲んだら、下痢になっちゃいますよ!
ちなみに、私は下痢のときだけ、神に祈ります。