焼きもち

 

お正月の食べ物といえば、お餅です。

お雑煮、お汁粉、焼き餅など、さまざまな調理方法でおいしく食べることができますよね。

 

おいしいだけについつい買いすぎてしまったり、たくさんもらったりと、余る機会も意外と多いのではないでしょうか?

 

そんなときに問題になるのは保存方法です。

冷凍保存したいけど、保存方法や解凍方法、保存期間がわからないというケースがよくあるかと思います。

 

そこで今回は、お餅の冷凍・解凍方法と賞味期限をお伝えします。

さらに、お餅を保存するときに気になるカビについても、あわせてご紹介しますよ。


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お餅の冷凍保存方法は?

もちつくり

 

お餅は冷凍しても味が落ちにくいため、とても冷凍に向いている食材です。次の手順での冷凍をおすすめします。

まず、餅を一個ずつラップで包み、ジップロックなどに入れて空気を十分抜いてから、冷凍庫に入れてください

 

ポイントは、空気に触れないように密封することです。

これによって、お餅の乾燥を防いで、ニオイ移りを防ぐことができます。

 

また、ラップで包む理由は乾燥から守るための他に、餅同士がくっついてしまうのを防ぐためでもありますよ。

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お餅の冷凍保存の賞味期限は?

お餅を冷凍保存した場合、半年から一年は日持ちします。

餅は冷凍しても味が落ちにくい食べ物ですので、だいぶ長く保存できますよ。

 

しかし、長く冷凍庫に入れておくと、どうしても他の食べ物のニオイが移ってしまいます。

なるべく早めに食べたほうがいいことには、変わりありませんね。

 

オススメの解凍の仕方は?

切り餅

 

お餅のオススメの解凍方法は、自然解凍する方法と電子レンジで解凍する方法の2種類があります。

 

それぞれの解凍方法についてお伝えします。

 

自然解凍するときは?

常温で解凍する場合は、冷凍庫から出して3~5時間くらい放置するだけでOKです。

餅の大きさや気温によって、解凍時間は変わりますから注意してください。

 

冷蔵庫内で解凍する場合は、食べる前日に冷蔵庫内に移して解凍します。

時間はかかりますが、常温と違って、放置して傷む心配がないのがメリットです。

 

自然解凍はオーソドックスな解凍方法ですが、味を重視するなら一番おすすめできる解凍方法ですよ。

 

電子レンジで解凍する方法について

手早く解凍したいときには、電子レンジが簡単で手間もかかりません。

 

手順はまず、お餅を水にくぐらせてから耐熱皿に並べます。

次に、お皿にラップをしてから、電子レンジでお餅一個につき500Wで50秒~1分加熱して、解凍してください。

 

加熱時間は、お餅の大きさや電子レンジによって違ってきますので、気を付けましょう。

加熱しすぎると、お餅がべろーんと溶けてしまいますので、様子を見ながら加熱してください。

 

加熱時間にさえ気を付ければ、急ぎのときは電子レンジで解凍するのがいいですね。

 

お餅にカビが生えていたら?

カビ

 

お餅にカビが生えていたら、食べてはいけません。

 

実は農林水産省のホームページでも、餅にカビが生えていたら「もったいない」と思っても捨てましょう!と書かれているんです。

 

もしカビを食べたお餅を食べてしまったら、次のようなリスクがあります。

 

カビを食べたらどんな害がある?

次のような深刻な症状の原因となりえます。

 

  • ガン
  • アレルギー
  • 下痢・嘔吐

 

実はお餅に生えるカビには、20種類以上の種類があり、中には有害なものも多いのです。

無害なカビもありますが、上の症状を引き起こすようなカビもあります。

 

無害なカビか有害なカビか、見極めることなんてできませんよね。

では見極めるのではなく、カビの部分を取り除いたり、加熱した場合は食べられるのでしょうか?

 

カビを取り除いたり加熱したら食べられる?

カビを取り除いても加熱しても食べてはいけません。

 

まず、カビが生えた部分を取り除いても、目に見えないカビの菌糸の根っこがお餅に残っています。

菌糸とは、カビなどの菌類を形作っている細い糸状の細胞のことをいいます。

 

この菌糸は、植物の根っこのようなものをイメージするとわかりやすいですね。

植物の根っこのように、お餅の中にカビは菌糸を潜り込ませているのです。

しかも、この菌糸は目に見えません。

 

つまり、お餅の表面のカビを取り除いても、目に見えない菌糸がお餅に残っているので、カビが生えたお餅は食べてはいけないとうわけですね。

 

次に、お餅を加熱してカビを殺菌しようとしても、多くのカビには熱に強い性質があります。

さらには、カビが死んだとしても、カビ毒というカビが発生させた毒は、加熱しても消えません。

 

このせいで、お餅を焼いても油で揚げても何をしても、危険性が残り続けるというわけですね。

 

結論、カビの生えたお餅はカビを取り除いても加熱しても、食べてはいけません。

 

カビを取り除いてお餅を食べる人が多い理由は、昔からそのように食べていたからという慣習によるものが多いと思います。

では、なぜ昔はカビを取り除いて食べていたか?という疑問には、「昔は食糧が少なかった」「もったいなかった」「カビに対する知識が足りなかった」などが考えられますね。

 

私の実家でも、ちょっとカビが生えたくらいなら、取り除いて食べてました。危なかったですね。

いままで知らなかった人は、気を付けましょう!

 

まとめ

要点は次のとおりです。

 

  • お餅の冷凍方法は、一個ずつラップに包み、ジップロックなどに入れて密封して冷凍する
  • 冷凍したお餅の賞味期限は、半年から一年
  • 解凍方法は、急ぎなら電子レンジ、急ぎじゃなければ自然解凍
  • お餅にカビが生えていたら、食べてはいけない

 

お餅と冷凍は相性ばっちりです。

ただし、冷凍する前のカビには注意してください。