「切り干し大根」と「千切り大根」どちらが馴染み深いでしょうか?
実はこれ同じもので、呼び方が違うだけなんです。
関東では「切り干し大根」と呼び、関西では「千切り大根」と呼びます。
私は「切り干し大根」と呼んでいて、「千切り大根」ってなんだろう?と思い、調べてはじめて知って驚きました。
呼び方が2つある切り干し(千切り)大根ですが、乾燥したものをお店から買っても、一回で全部使いきるには量が多いですよね。
しかし、「余しても賞味期限がわからない!」あるいは、「保存期間っていつまで?」と困ったことはありませんか?
そんなときのために、今回は切り干し(千切り)大根の保存方法と保存期間について、お伝えします!
保存する切り干し(千切り)大根はどの状態?
切り干し(千切り)大根を、次のような状態ごとに分類しました。
- 切り干し(千切り)大根を水で戻す前(乾燥)
- 切り干し(千切り)大根を水で戻した後
- 煮物にした場合
それぞれ保存方法と保存期間が違いますので、各状態ごとにお伝えします。
1.切り干し(千切り)大根を水で戻す前の保存方法と賞味期限は?
普通乾燥した切り干し(千切り)大根は、商品の密封した袋に入れられて売られています。
それを開けたかどうかによって、保存方法が変わってくるのです。
開けてない場合と開けた場合の保存方法と保存期間をお伝えします。
袋を開けてない場合(店で買ったままの状態)
乾燥した切り干し(千切り)大根を店で買ったままの未開封の状態のときは、常温でそのまま保存してください。
賞味期限はパッケージに書かれているかと思いますが、目安は半年から一年です。
念のため、高温多湿な場所は避けて保存しましょう。
袋を開けた場合
乾燥した切り干し(千切り)大根の袋を開けた場合は、ジップロックなどに入れた後、空気を抜いて密閉して、冷蔵庫で保存してください。
賞味期限はパッケージに書かれているとおりですが、目安は半年から一年です。
切り干し大根が空気に触れると変色することがありますが、品質には問題ありません。
安心して食べてください。
一度に使い切れなかったときには、この方法での保存になりますよ。
2. 切り干し(千切り)大根を水で戻した後は?
切り干し(千切り)大根を水で戻すと、「予想より量が多くなっちゃった!」というケースがよくありますよね。
そんなときの保存方法は、冷蔵と冷凍の2種類があります。
食べきれるときには冷蔵で、食べきれないときには冷凍で保存しましょう。
それぞれの保存方法について、ご紹介します。
冷蔵庫で保存するとき
切り干し(千切り)大根を水で戻したものを、冷蔵庫で保存するときには、タッパーなどに入れて密封して保存します。
保存期間は、約1日です。
水で戻すと、生ものとみなしていいですよ。
冷凍保存するとき
冷凍保存する場合は、切り干し(千切り)大根の水分を手で軽くしぼります。
そのあと、ジップロックなどに水を切った切り干し(千切り)大根を入れ、平らにして空気を抜いて密封してから、冷凍庫で保存してください。
冷凍の保存期間は、約2週間です。
冷凍した切り干し(千切り)大根は、加熱してから食べるようにしましょう。
3.煮物にした場合の保存方法と保存期間は?
切り干し(千切り)大根を煮物にした場合の保存方法を、冷蔵と冷凍に分けてお伝えしますよ。
当然冷凍のほうが長持ちしますので、余る分を冷凍するがいいですね。
煮物を冷蔵庫で保存するときは?
タッパーなどで密封して、冷蔵庫で保存してください。
このとき、保存期間は4、5日です。
火を通したとはいえ、なるべく早めに食べるようにしましょう。
煮物を冷凍保存するときは?
次の手順で冷凍してください。
- 煮物を冷まして水気を切る
- 使う分量ごとに小分けにして、ラップで包む
- 2をジップロックに入れて空気を抜き、密封して冷凍する
このときの賞味期限は約2週間から1カ月です。
小分けにして冷凍すると、お弁当などで使いやすくて便利ですよ。
まとめ
切り干し(千切り)大根を、水で戻す前か、水で戻した後か、煮物にしたかで保存方法が変わってきます。
食べきれないときには、冷凍で保存するのが賢いやり方ですね。
できるなら使う分だけ水で戻すようにして、乾燥した状態で保存するのが一番ですよ。
水で戻すとカサ増しして余しがちなので、注意しましょう。