豆腐は安くて栄養もあり、家計に優しい食材ですよね。
日々の食卓に欠かせない食材なので、買い物に行くたびについつい多めに購入してしまいがちです。
そんなとき、気になるのが保存方法です。余してしまったので、とりあえずラップをして冷蔵庫に入れているという方も多いのではないでしょうか。
実は、もっと適切な保存方法があります。これを行えば、豆腐はより長持ちして保存期間が長くなりますよ。
ということで、今回は豆腐の保存方法についてお伝えします。
あわせて、保存するときに気になる「豆腐は傷んだらどうなるか?」と「冷凍はできるか?」についてもご紹介しますよ。
豆腐の保存方法と保存期間は?
店から豆腐を買ってきたら、未開封の豆腐パックでも、次の手順で保存しましょう。
- パックから豆腐を取り出し、タッパーなど密閉できる容器に移す
- 豆腐がひたひたになるくらい水を入れる
- 密封して冷蔵庫に入れて保存する
- タッパーの水を毎日取り換える
この場合の保存期間は、約5日です。
毎日タッパーの水を取り換えることが、長持ちのコツです。水を入れ替えなければ、アクがたまって豆腐が傷みやすくなります。
パックが未開封でも、上記のように豆腐をタッパーに移して、水を取り換えたほうがよい理由は、このアクのせいで傷みやすいからですね。
どうしてもタッパーに移すのが面倒であれば、パックの水をきれいな水に変えて、ラップをして保存してください。密封が甘いので、やや傷みやすくはなります。
このときも、もちろん水は毎日変えましょう!
ちょっと面倒ですが、毎日水を交換するよう心がけてください。一番いいのは買ってすぐ食べることですけどね!
パック入りの豆腐に水がはいっている理由は?
パック入りの豆腐を買うと、必ず水につけてありますよね。
それには、次の2つの理由があったんです。
- 豆腐が崩れるのを防ぐクッションのため
- 豆腐の乾燥を防ぐため
言われてみると、当然のような気もしますよね。
理由1は豆腐が崩れるのを防ぐクッションのためです。仮に水がなければ、工場→店→家と運ぶ間に、豆腐がぐちゃぐちゃになってしまいます。
これを防ぐために、水で豆腐を包んでいるのです。
理由2は豆腐の乾燥を防ぐためです。実は豆腐の80%は水分であり、放置しておくと豆腐のみずみずしさがなくなってしまいます。食感も台無しになってしまうのです。
豆腐を水でひたしておけば、豆腐内の水分が逃げずに、乾燥しないというわけですね。
豆腐のパックに入っている水は、この2つの理由のために入っています。
この水に、商品によっては保存料なども含まれていますので、飲んだり料理に使ったりしないほうがいいですよ。
豆腐は傷んだらどうなる?
いろいろ気を付けても、やっぱり豆腐は傷みやすい食材です。
腐ったり傷んだりした場合、次のような状態になります。
- 見た目:糸を引く、ぬめりが出る、黄色っぽい、カビが生える
- ニオイ:酸っぱいニオイ、クサイ
- 味:酸っぱさが出る
傷んでいるかどうかは、だいたい感覚でわかるかと思いますが、目安として見ておいてください。
口に入れる前には、判断したいところです。
傷んだ豆腐を口に入れると、ちょっとダメージが大きいですよね。
豆腐は冷凍できる?
豆腐は冷凍に向いていません。
冷凍すると豆腐のやわらかな食感が失われ、高野豆腐のような食感になってしまうのです。
豆腐の8割は水分なので、冷凍で水分が抜けてしまうとスポンジのような状態になり、食感が損なわれてしまいます。
どうしても冷凍したいときには、フライパンに豆腐を崩し入れ炒めて、水分を飛ばした「いり豆腐」にして冷凍するといいですよ!
いり豆腐にすると、食感が悪くなるデメリットが薄まります。
まとめ
今回のポイントは、次のとおりです。
- 豆腐の保存方法は水にひたして密封し、毎日水を取り換える
- 最初にパックに入っていた水は捨てる
- パックに水が入っている理由は、豆腐が崩れるのを防ぐためと、乾燥を防ぐため
- 豆腐は傷んだら、見た目も変わり酸っぱいニオイや味がするので、早めに食べるよう心がける
- 豆腐は冷凍に向いていない
頻繁に食べる食材だけに、しっかり保存して傷まないよう気を付けたいですよね。