しじみは、アルコールを摂取したときや肝臓に良い食材として、注目を集めていました。
味噌汁にしたり炊き込みご飯にしたりすると、いいダシが出てとてもおいしいですよね。
ただ、しじみを食べるとき気になるのが、砂の感触です。おいしく食べていたのに、ジャリジャリするとがっかりしてしまいます。
そんな嫌なジャリジャリも、しっかり正しい方法で下ごしらえ・砂抜きすれば、ほとんどなくなりますよ!
そこで今回は、しじみの下ごしらえ・砂抜きの方法をお伝えします。
また、急ぎのときのために、時間を短縮した砂抜きの方法もご紹介しますね。
しじみの下ごしらえ・砂抜きの方法は?
しじみの下ごしらえの方法は次のとおりです。
- 塩分濃度1%の塩水を用意する(水1リットルなら塩小さじ2)
- しじみの貝をこすり合わせるようにして流水で洗う
- 網付きバット(なければザルに並べてボウルか鍋に入れる)の上に、なるべく重ならないようにしじみを並べる
- バットにしじみの頭が少し出るくらいまで塩水を入れる
- 新聞紙をかけて冷暗所で放置する。時間は夏:3~4時間、冬:4~5時間が目安
- もう一度貝の表面を流水で洗って、塩水を流しきれば完成
この手順まで終わらせれば、味噌汁や炊き込みご飯など料理に使えますよ!
下ごしらえの後にすぐ調理しないときには、ジップロックなどに入れて冷蔵してください。
下ごしらえのポイントは、砂抜きに塩水を使うことと、季節で砂抜きの時間が変わることです。
では、下ごしらせの手順について解説していきます。
「1.塩分濃度1%の塩水を用意する」理由は、しじみの身から余分な水分を抜いて、旨味を凝縮するためですね。
また、「3. 網付きバット」で底より上にしじみを並べることで、しじみが吐き出した底にたまる砂を、再度しじみが吸い込むことを防ぎます。
5の砂抜きの時間が違う理由は、冬場のしじみは夏より深いところに生息しているので、多く砂を吸い込んでいるからですよ。
冷暗所で放置すると、しじみのいた環境に近くなります。リラックスさせることで、砂の吐き出しが早くなります。
しっかり砂抜きして、砂のジャリジャリした感触を減らしましょう。
時間を短縮した砂抜きの方法は?
「50度洗い」と呼ばれる方法があります。
手順は次の通りです。
- しじみの貝をこすり合わせるようにして流水で洗う
- 網付きバット(なければザルに並べてボウルか鍋に入れる)の上に、なるべく重ならないようにしじみを並べる
- バットに45~50度のお湯を入れて5~10分放置して完成
非常に早い方法ですね。
ただ欠点は、塩水でゆっくり砂抜きするよりも、旨味が損なわれやすいことと、砂が十分抜けきれないときがあることです。
とはいえ、時間がないときには、重宝する方法ですよ。
まとめ
しじみの下ごしらえ・砂抜きの方法をご紹介しました。
塩水を使って、季節によって時間を調節すると、おいしくしっかりと砂抜きができます。
また、時間がないときには、「50度洗い」でさっと砂抜きするといいですね。