芽キャベツは、ピンポン玉くらいの小さいキャベツです。見た目がかわいいので、つい買ってしまいますよね。
見た目はかわいい芽キャベツですが、「試しに買ってみたはいいけど、食べてみると苦くておいしくない」という経験をした方も多いのではないでしょうか?
実は芽キャベツは、下処理を行わないと苦みが出ます。
正しく下ごしらえを行うことで、苦さがなくなり甘みを引き出すことができますよ!
そこで今回は、芽キャベツの下ごしらえの方法をお伝えします。
また、余ってしまったときのために、冷凍保存についてもあわせてご紹介しますね。
芽キャベツの下ごしらえ(下茹で)の方法は?
芽キャベツは下茹でしなければ、クセのある苦みがあります。
しっかり下茹でしてアクを抜くと、甘味が出ておいしく食べられますよ。
シチューなどの煮込み料理以外は、サラダのときでも次の手順で下茹ですることをおすすめします。
- 外側の葉っぱを1~2枚むく
- 形が壊れない程度に、株本から十字の切れ込みを深く入れる
- 塩少々を入れた、たっぷり沸騰させたお湯で2~3分茹でる
- 味見をして火が通ったら、冷水(できれば氷水)につける
- そのまま冷まして粗熱を取る
- ザルにあけ、水気を切ったら完成
ポイントは、十字の切れ込みを深めに入れることです。
これをすることで、ムラなく火がとおりやすくなり、短時間で下茹ですることができます。
しっかり下茹ですれば、甘みが出ておいしくなりますよ。
苦くて苦手だったという人も、もう一度試してみるといいですね。
芽キャベツの冷凍保存方法は?
大切なことは、下茹でしてから冷凍することです。
芽キャベツは、下茹でしてから冷凍することで、冷凍・解凍時に味や色が変わりにくくなります。
下茹でして氷水で冷やしたら、芽キャベツの水気を切って水分を拭いてください。そして、ジップロックなどで使う分ごとに分けて冷凍しましょう。
ちなみに、下茹でや蒸してから冷凍することを「ブランチング」といいます。
ブランチングをすると、野菜の酵素や微生物の働きが止まるので、解凍後にベチャベチャになったり味が劣化したり色が変わったりと、冷凍のデメリットが軽減されるのです。
話を戻しまして、芽キャベツを解凍するときには、冷凍庫から出して自然解凍してください。電子レンジで解凍してもいいですが、自然解凍のほうが味や食感が落ちません。
芽キャベツを冷凍したときの保存期間は、2~3カ月です。
なるべく早めに食べましょう。
芽キャベツの冷凍保存は、下茹でが大切です!
芽キャベツはどんな料理に使える?
芽キャベツはサラダ、炒めもの、煮込み料理など、幅広く使えます。普通のキャベツよりも一個が小さいことを活かして、そのまま揚げたりしてもおいしいですね。
個人的におすすめは、ポトフやクリームシチューなどの煮込み系の料理です。煮込むことで、芽キャベツの旨味や甘さが引き立ちますよ。
あとは、パスタに入れるとオシャレで彩りがよく、おいしそうに見えます。
幅広く使えますので、いろいろ試してみましょう。
まとめ
ポイントは次のとおりです。
- 下茹ですると、苦みが減り甘くなる
- 下ごしらえは、十字に切り込みを入れてから下茹でする
- 冷凍保存は下茹でをしてから行う
- 幅広い料理に使える
小さい果物や野菜には、小さいなりのおいしさがあっていいですよね。