パイナップルは、トロピカルフルーツの中でも一二を争うほど人気がありますよね。甘酸っぱい味で、ときどき食べたくなる人も多いと思います。
しかし、いざスーパーでパイナップルを買おうとしても、「どれが一番甘くておいしいんだろう?」と困っていませんか?
また、買ったのはいいですが、「食べごろはいつ?」と悩んでしまいますよね。
今回はそんなときのために、甘くておいしいパイナップルの選び方と食べ頃はいつか?をお伝えします!
おまけに、パイナップルの保存方法と保存期間もあわせてご紹介しますよ。
甘くておいしいパイナップルの選び方は?
甘くておいしいパイナップルの選び方のポイントは、次の6つです。
- 香りが良い
- 皮にツヤがある
- お尻が太っていて丸みがある
- 葉っぱが濃い緑色で短くピンとしている
- 網目が大きくふっくらしている
- 手に持って、重さ・柔らかさ・カビをみる
順番に解説していきます。
1.香りが良い
お尻の部分の香りを嗅いで、一番甘くて良い香りがするものを選んでください。
お尻を嗅ぐのは、一番甘い部分だからですね。
実は、パイナップル選びで一番重要なのは香りです。甘くて良いニオイがするパイナップルを選ぶことが、一番大切です。
迷ったときの最後の決め手は、香りを重視すると良いですよ。
逆に甘くないパイナップルのニオイは、甘い香りが弱いです。そういうものは避けましょう。
ちなみに、腐りかけのパイナップルは、酸っぱいニオイやアルコールのようなニオイがします。そういうものも避けてください。
2.皮にツヤがある
表面にツヤがあるパイナップルは新鮮です。収穫から時間が経つにつれて、皮が乾燥してツヤが失われていきます。
なるべくツヤツヤして活きのよさそうなパイナップルを選びましょう!
黄色い色のパイナップルが甘く、青や緑色のパイナップルが酸っぱいという説もありますが、必ずしもそうではありません。
緑色や青色のパイナップルでも、品種によっては熟して甘いものもあります。
色よりもツヤで判断したほうがいいですよ!
3.お尻が太っていて丸みがある
パイナップルは、お尻の部分が太くて丸いものが、甘味が強くおいしいのです。
このお尻の部分は、一番甘い部分でもあります。そこの成長具合が良いものほど、甘い傾向がありますよ!
ただし、甘い部分=傷みやすい部分でもあります。
運んでいるときにぶつけて傷むのは、一番傷みやすいお尻が多いです。お尻が傷んでないか確認して、キレイなものを選ぶといいですよ。
パイナップルをぶつけて傷んだ場合は、ぶつけた部分が変色して柔らかくなっています。そういったものは避けてください。
4.葉っぱが濃い緑色でピンとしている
葉っぱが濃い緑色で短くピンとしていれば、新鮮なおいしいパイナップルです。
日光をたくさん浴びておいしくなったパイナップルは、葉の色が濃い緑色になります。
色の他に、葉が短くピンとして活きが良ければ、新鮮な証拠です。これは見れば感覚でなんとなくわかると思いますよ。
5.網目が大きくふっくらしている
網目が大きいパイナップルは、甘い傾向があります。
これは、網目が大きいパイナップルは、パイナップルの株から1回目に収穫された可能性が高いため、甘いことが多いからですね。
じつは、パイナップルは同じ株から何回も実を収穫しているのです。
なぜ1回目に収穫したパイナップルが良いかというと、パイナップルは同じ株から収穫する度に、実が小さくなって甘さが落ちていきます。
そのため、1回目に収穫した実が一番甘いというわけですね。
甘い1回目に収穫したパイナップルを選ぶために、網目が大きいパイナップルを選ぶといいですよ。
また、網目の境目が膨らんでいて立体的でふっくらしているものなら、なお良いでしょう。
6.重さ・柔らかさ・底のカビをみる
パイナップルを手にもって、見た目の大きさの割に重いものを選びます。中に実がしっかり詰まっていれば、おいしいパイナップルの可能性大ですよ。
次に柔らかさは、押したときに少しだけへこむくらいの硬さがちょうどいい熟成加減です。柔らかすぎると、新鮮ではなく腐りかけの場合がありますので、注意してください。
最後に、パイナップルの底にカビが生えてないか確認しましょう。古いパイナップルは、底にカビが生えていることがあります。
以上、パイナップルの選び方を解説しました。一番大切な要素は、香りです。
見た目や手にもって、おいしそうなパイナップルをいくつか絞り込んだら、香りで決定するのが良い選び方ですよ!
時間がないときは具体的にどう選べばいい?
まず見た目で、葉が活きが良く濃い緑色をしていて、お尻が太っていて皮にツヤがあるパイナップルを3~4つ選びます。
次に、手で持って見た目の割にずっしり重いパイナップルを2~3個選び、香りが良いもの1つに絞り込んでください。
最後に、選んだパイナップルの底が傷んでないか?カビが生えてないか?押して柔らかすぎないか?ザッと鮮度チェックして、問題なければ決定しましょう。
このように見た目で絞り込んだあとに、香りで判断する方法が効率が良いと思いますよ。
パイナップルの食べ頃はいつ?
パイナップルの食べごろは、店から買った直後です。甘くなるよう寝かせておく必要はありません。
なぜかというと、パイナップルは、原則ほとんど追熟しないからです。
追熟とは、果物が完全に熟す前に収穫しておいて、保存している間に熟成させて甘くおいしくすることをいいます。
例を挙げると、バナナをイメージするとわかりやすいですね。店で新鮮なバナナを買ってすぐ食べると、青くて甘くないと思います。
しかし、数日おいてから食べると、見た目は青さがなくなり黒い斑点がでて、味は甘くおいしくなりますよね。これが追熟です。
話を戻して、パイナップルはほとんど追熟しない関係上、最近では昔と違って、完熟ギリギリで収穫されています。
つまり、店に並ぶころには、ちょうど食べ頃になっているのです。ここからバナナのように少しおいて甘くさせようとしても、追熟しないので新鮮さが失われるだけということですね。
パイナップルを店から買ったら、すぐ食べるのが一番おいしいタイミングです!
パイナップルの保存方法と保存期間は?
そのままのパイナップルを保存するときには、新聞紙でパイナップルをくるみ、野菜室か風とおしのいい冷暗所で葉を下にして保存してください。こうすると、お尻にある旨味が全体にいきわたりやすくなります。
葉を下にするのが難しい場合は、横向きで構いません。
また、食べ頃は買った直後ですが、保存期間はそのままのパイナップルなら4~5日です。
ただ、なるべく早めに食べたほうがいいですね!
まとめ
甘くておいしいパイナップルの選び方は、見た目・香り・触感の全部使って判断しますが、一番大切なのは香りです!
また、パイナップルは追熟しないので、店で買った直後が一番食べ頃ですよ。
保存方法は、新聞紙にくるんで葉を下にして、野菜室か冷暗所で保存しましょう。その場合の保存期間は、4~5日です。
もし、パイナップルを食べすぎて舌がヒリヒリするときには、下の記事を参考にどうぞ。