沸騰なべ

 

料理のレシピを見ていると、「煮切りみりん」や「煮切り酒」という言葉を目にしたことはないでしょうか?

 

私は最初に見たとき、意味がよくわからなくて戸惑ってしまいました。煮切るとは、アルコール分を飛ばすという意味ですね。

 

最初はよくわからなかった「煮切り」ですが、やってみると実は簡単なんです!

そこで今回は、煮切りがよくわからないという方のために、みりん・酒を煮切る方法と煮切る理由について、お伝えします。


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みりん・酒を煮切る方法は?

 

電子レンジ

 

煮切るとは、アルコールの沸点が水の沸点より低いことを利用して、加熱によりアルコールを蒸発させることです。

 

アルコールの沸点(沸騰する温度)は約78℃に対して、水の沸点は100℃です。ざっくりいえば、78~100℃の間は、アルコールだけが蒸発するってことですね。

加熱するとアルコールの大部分を水より先に蒸発して飛ばすことができますよ。

 

方法は、電子レンジを使った方法と鍋を火にかける方法の2種類があります。

順番に解説していきましょう。

 

電子レンジを使った煮切りみりん・酒の作り方について

手順は次のとおりです。

 

  1. 少し大きめの耐熱容器に(みりん・酒どちらか)を大さじ1入れる
  2. ラップをしないで、600Wの電子レンジで約1分加熱する
  3. ニオイと味でアルコールが飛んでいるか確認して終了

 

コツは、しばらく沸騰させたまま放置してアルコールを飛ばすことです。20~30秒くらいで沸騰します。

 

電子レンジで煮切るメリットは、少量から手早くできることですね。

大量にみりん・酒を使わない場合は、この方法がオススメですよ!

 

逆に量が必要なときには、次に紹介する鍋を使った煮切る方法を試してください。

 

鍋を使った煮切る方法は?

方法は、鍋に(みりん・酒どちらか)を入れてしばらく沸騰させるだけです。

時間の目安は、100mlなら沸騰してから60~90秒くらい放置しましょう。

 

電子レンジと違って、こちらは大量に煮切ることが可能です。

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煮切る理由は?

みりん

 

煮切る理由は、アルコールを飛ばすことです。アルコールを飛ばしたほうが、風味がよくなって旨味や甘みが増すからですね。

 

特に酢の物や和え物などで、加熱しない料理に使うときには、非常に有効です。そのままのみりんや酒を使うより一味違いますよ!

 

まとめ

少量を煮切りたいなら電子レンジ、大量に煮切りたいなら鍋で行うといいですね。

煮切ってアルコールを飛ばすことで、風味や旨味が増します。特に加熱しない料理には最適ですよ。

 

また、みりんと料理酒の使い分けについては、こちらもご覧ください。

参考:みりんと料理酒の違いは何?どう使い分けるといい?