殻付き生牡蠣

 

生牡蠣を知り合いから大量にもらったり、スーパーなどの特売で安く大量に購入した時に、「保存方法が分からない!」「いつまでに食べればいいの?」と困ってしまうことがありませんか?

そんなときに役立つ生牡蠣の冷蔵・冷凍方法と消費期限をお伝えします!

 

間違った保存方法だと、牡蠣の痛みが早くなって、日持ちが悪くなります。また、消費期限を過ぎてしまうと、ノロウィルスなどの食中毒の危険が高まりますよ。

食中毒や食あたりを避けるために、正しい保存方法と保存期間を知っておきましょう!


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殻付き生牡蠣の冷蔵保存方法について

殻付き生牡蠣 上下つき

 

殻付き生牡蠣は乾燥に弱いため、牡蠣を下記のように保存します!

 

  1. ボールに約3%の塩水(水100mlに対して塩3gほど)を作る。できれば粗塩で!
  2. 殻付き生牡蠣を食塩水にくぐらせる。
  3. キッチンペーパーや新聞紙などを準備し、①の塩水に浸して牡蠣を包む。
  4. 牡蠣の殻の膨らんだ側を下にして、重ならないように皿に並べる。
  5. 皿にラップをかけて、冷蔵庫に入れる。

※ラップは、牡蠣を密封しないようにゆるくかけ、隙間を開けましょう!牡蠣が呼吸をでき、長く活きることができます。

 

殻付き(冷蔵保存)の消費期限は?

生牡蠣の消費期限は、法令によると「水揚げされてから5日まで」となっています。

購入したり、いただいてから5日目以降は、生食は避け、加熱調理したほうが良いですね。

 

加熱調理の場合の消費期限は、1週間ほど。目安として、牡蠣の殻を閉じるように押して、殻が閉じれば活きている状態かわかりますよ。

もちろん、時間が経つほど傷んだり、味が落ちます。せっかくの殻付き生牡蠣なので、なるべく早めに生で美味しく食べたいですね。

 

冬場の真牡蠣と夏場の岩牡蠣の保存期間は違う?

冬場の真牡蠣のほうが日持ちし、夏場の岩牡蠣のほうがすぐ痛むようなイメージがあります。でも、適切に冷蔵庫で保存すれば、消費期限は変わりません。

どちらも冷蔵庫で5日ほどは、日持ちします。

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殻付き生牡蠣を冷凍保存する場合の方法は?

殻付きのまま、殻を流水できれいに水洗いします。水気を拭き取ったら、ジップロックなどで密封して、冷蔵庫で保存!簡単ですね!

牡蠣が重ならないように保存すると、取り出しやすくていい感じです。

 

殻付き(冷凍保存)の消費期限について

殻付き生牡蠣の冷凍保存は、約一か月日持ちします。でも、一度冷凍保存してしまうと、生で食べることができなくなります。

食べるときには、充分に加熱して食べましょう。

 

また、冷凍すると味がぼけちゃうで、なるべくなら生で食べるようしたいですね。

 

むき身の場合の冷蔵保存方法は?

むき身の生牡蠣

 

未開封なら、買った袋のまま冷蔵庫で保存。そのままです。

すでに開けてしまった場合は、袋に入った牡蠣と塩水(殺菌海水)を一緒に、タッパーなどに移して冷蔵庫で保存。

 

むき身(冷蔵保存)の賞味期限について

袋に記載されている賞味期限まで。商品によって違いますが、おおむね発送日から4日までが、生食の期限ですよ。

ただし、開封してしまった場合は、傷みが早くなるので、なるべく早く食べましょう。

 

むき身を冷凍保存する方法は?

未開封なら、買った袋のまま冷凍庫で保存します。そのまんまですね。

開けてしまった場合は、流水で牡蠣を洗って、ジップロックなどに入れて冷凍。その際に、ラップで1粒ずつくるんでからジップロックに入れると、牡蠣がくっつかなくなります。

 

面倒な場合は、重ならないように牡蠣をジップロックに並べて、そのまま冷凍しちゃいましょう。多少くっついてしまいますけどね。

 

むき身(冷蔵保存)の賞味期限について

殻付き生牡蠣と同じく、約一か月。これも冷凍後は、加熱調理して、よく火を通してから食べてください。

時間がたつと、牡蠣の味が落ちてしまいますので、できるだけ早めに食べましょう。

 

生牡蠣を解凍したい時は?

皿上の生牡蠣

 

殻付きの解凍方法について

  1. 流水で殻を洗い、1個ずつ離してお皿に乗せる。
  2. 電子レンジで加熱する。(ラップはしない)
  3. 牡蠣の殻が開けば、解凍完了!

 

目安としては、500Wの電子レンジだと、3個で3分です。殻が開かない場合は、20秒ずつ加熱を続けてください。

牡蠣の大きさや個数、電子レンジのワット数によって、加熱時間は変わってきます。

 

解凍後、しっかり加熱調理を!

 

むき身の解凍方法について

買った袋のまま、冷凍保存した場合
  1. ジップロックに入れたまま、ぬるま湯につける。
  2. 冷凍が解けて柔らかくなってきたら、ザルに入れ、流水で洗う。
  3. キッチンペーパーや布きんで水気を取る。
  4. 料理にあわせて、加熱調理

 

ジップロックなどで冷凍保存した場合

冷蔵庫内で自然解凍します。手早く解凍したい場合は、ザルに入れて流水解凍でもOKです。

殻付きと同じく、解凍後しっかり加熱調理してください!

 

冷凍保存した牡蠣を使う時の注意点は?

牡蠣フライ

 

冷凍保存した場合は、殻付き生牡蠣もむき身生牡蠣も、解凍後必ず加熱調理してください。

牡蠣の中心部の温度が、85~90度で90秒以上加熱すれば、ノロウィルスなどの食中毒に有効と言われています。

中心部の温度が上がるまで、時間がかかるので、5分以上火を通すことを心がけましょう!

 

ちなみに、カキフライは、約180℃で4分以上揚げることで、食中毒のリスクを大幅に下げることができるといわれています。

 

まとめ

  • 適切な保存方法で、味の劣化を遅くし、日持ちさせよう
  • 冷蔵保存したら、生食の消費期限は約5日
  • 冷凍保存したら、消費期限は約1カ月
  • 解凍後は必ず加熱調理を!

 

牡蠣は特に食中毒の可能性が高い食材なので、不安なときは、火をよく通して食べましょう!