プルーンは鉄分が多くて、健康によさそうなイメージがありますよね。しかし、プルーンを食べてお腹が緩くなった気がする人もいるようです。
プルーンを食べすぎると下痢になるとは本当でしょうか?また、下痢になるならどんな成分が影響しているんでしょうか?
気になりますよね。
そこで今回は、プルーンと下痢の関係についてご紹介します。また、一日に食べる個数の目安もお伝えしますよ。
下痢になりやすいプルーンの栄養成分は?
プルーンにはソルビトールと食物繊維が含まれていて、食べ過ぎると下痢を引き起こす可能性があるのです。
プルーンに含まれているソルビトールと食物繊維について解説していきます。
ソルビトールとは?
プルーンには「ソルビトール」という甘味料が含まれています。
ソルビトールの甘さは砂糖の約6割ほどですが、緩やかにお腹を緩くして排便させる作用(緩下作用)を持っているのです。
「一度に食べ過ぎるとお腹が緩くなります」という説明が、ソルビトールやキシリトール入りのお菓子のパッケージの裏に書かれていますよね。緩下作用があるためです。
ソルビトールは緩下作用があるため、一部の下剤や便秘薬に使われているほどです。ガムや飴と同じように、プルーンを食べすぎると下痢になるのも納得ですね。
食物繊維は?
生プルーン100gには、食物繊維が約1.9g含まれています。これは果物の中ではやや多いくらいですが、食べ過ぎると下痢の原因となり得ますよ。
生プルーン100gに含まれている食物繊維は、1gの不溶性食物繊維と0.9gの水溶性食物繊維の2種類があります。水溶性とは簡単にいえば、水に溶けるという意味ですね。
下痢の原因になるのは、不溶性食物繊維のほうです。不溶性食物繊維は、水を含むと何倍にもふくれる性質があります。この結果、消化のときに腸を刺激してしまい、排泄をうながす効果があるのです。
下痢とは便が固くなる前に排泄されている状態なので、不溶性食物繊維を取ると、さらに排泄が早くなり下痢がひどくなってしまいますよ!
体には食物繊維は間違いなく必要なんですが、取りすぎると下痢の原因になりかねません。プルーンをほどほどに食べることが大切ですよ。
では、プルーンを一日何個食べるのが適量なんでしょうか?
次で説明します。
プルーンは一日何個くらい食べるとよい?
体質にもよりますし諸説ありますが、一日2~5粒ほど食べるのがいいですよ。便秘がちな方は、10個ほど食べても問題ないですね。
ソルビトールは一日20グラム以上取ると、お腹が緩くなると言われています。生プルーン一個あたりにソルビトールは約3グラム含まれているので、7個以上食べるとお腹が緩くなってしまいますね。
お腹が弱い人は、一日2~5個に抑えておくのがよいです。カロリーや糖分もそこそこありますので、食べ過ぎは避けたほうがいいですね。
まとめ
プルーンは食べ過ぎると下痢になりやすいです。
ソルビトールと食物繊維が下痢を引き起こす原因になります。
一日2~5個ほどが適量です。