キウイは甘酸っぱくて南国のフルーツの中でも人気がありますよね。
ただ、キウイを食べるタイミングが案外難しいと思います。
食べるタイミングが遅いと腐ってしまったり、早いと固かったりと大変です。
そこで、今回はキウイをベストのタイミングで食べるために、腐ったときの変化と食べ頃の見分け方をご紹介します。
またあわせて、固いキウイを柔らかく甘くする方法もお伝えしますよ。
キウイは腐るとどうなる?
果物や野菜は、出荷からお店に並ぶまでにかかる時間がまちまちで、保存環境も違っています。買ってから腐るまで決まった時間があるわけではないので、自分で判断することが大切です。
キウイは腐ると次のような変化があります。
- カビが生えた
- 水分が抜けてシワシワしている
- 異臭がする
- 黒や茶色に変色した
- 味にアルコールのような苦みがある
- 皮をむく前に汁が出ている
キウイは酸性の果物なので、腐ったときにまずカビが生えるケースが多いです。見た目でカビが生えているかどうかをまず見ましょう。
また、発酵すると味はアルコールのような苦みが出て、シュワシュワと泡が出てきます。こうなったらもう食べないほうがいいですね。
触ってみて、ブヨブヨするような変な感触がするときは、その部分を切り取れば一応食べることができます。ただし、カビなどの上記の腐ったときの変化があったときは、食べないほうが無難です。
キウイの食べごろの簡単な見分け方は?
腐るのは論外ですが、やはりおいしいタイミングで食べたいですよね。
一番わかりやすいキウイの食べ頃の見分け方は、次のとおりです。
- キウイを手で優しく包むように持つ
- やわらかく感じたら食べ頃
パッと触ってすぐわかる方法がこれです。簡単ですね。
ちなみに、見分け方はこんな動画もあります。この動画の0:00~0:48までを参考にどうぞ。
コミカルでなごみますね!
完全に熟した食べ頃を見極めるには?
もっとこだわって、完全に熟したタイミングで食べたい!という方は、キウイを縦に持って、枝が生えていた部分(頭の部分)を軽く押してください。
軽く押してみて、少しへこむくらいが一番の食べごろです。このときの柔らかさは、耳たぶの柔らかさとも、鼻をつまんだくらいの柔らかさともいわれています。
縦に押すと、真ん中まで熟して柔らかくなっているかどうかがわかりますよ。
というのも、キウイの真ん中にある白い部分にはでんぷんが多く、一番最後に熟す部分なんです。最終的には、外側の緑の部分よりも甘くなります。
この白い部分が柔らかく熟したか確認するためには、横から押すと緑の果肉に邪魔されてわからないので、枝がついていた部分から縦に押して確認するというわけですね。
固いキウイを柔らかく甘くするには?
キウイは、追熟という方法で柔らかく甘くなります。追熟とは、バナナで行っているように果物などを時間をおいて甘くする方法のことですね。
バナナは時間をおくと、黒い斑点ができて甘くなりますよね。これが追熟です。
キウイの追熟は、ビニール袋などにバナナかりんごと一緒にキウイを入れて、常温で何日か放置してください。
追熟の時間は、キウイの状態や保存環境でも変わってきますので、2~7日間と幅があります。柔らかさで判断してください。
バナナかりんごと一緒に保存する理由は、バナナとりんごが放出するエチレンガスにあります。
エチレンは植物ホルモンで、果物を甘くしたり柔らかくしたりする酵素を活発にさせる効果があるんです。
キウイは、エチレンを自分でたくさん作ることができません。そこで、りんごやバナナの出すエチレンガスの効果を利用して、固いキウイを甘く柔らかくするというわけですね。
注意点は、りんごの中でも「フジ」や「サンフジ」といった品種は、エチレンガスをほとんど放出しません。これらの品種を使うと、追熟の効果が薄いので注意してください。
まとめると、りんごかバナナから出るエチレンガスを使って、キウイを追熟させて甘く柔らかくさせることができます。
追熟の方法は、ビニール袋にりんごかバナナと一緒にキウイを入れ、室温で数日放置しましょう。ほどよく柔らかくなったら、追熟完了です。
まとめ
キウイは腐ると、まずカビが生えて見た目にも変化が出ます。味も苦みが出て、明らかにおかしいので、腐っていたら食べないでください。
食べ頃の見極め方は、キウイ全体をにぎってみて柔らかくなっていれば食べ頃です。
しっかり見極めたいときには、キウイを縦に持って、枝が生えている部分を押して判断しましょう。
固いキウイを柔らかくさせるには、りんごかバナナと一緒にキウイをビニール袋に入れて、常温で数日放置してください。エチレンガスの効果で柔らかくなります。
この記事を参考にして、おいしい状態でキウイを食べてみてください。