マッシュルームは、一部で「西洋マツタケ」なんて呼ばれるほど香りが良いきのこです。料理に使うと、香りがよくなりオシャレな感じに仕上がりますよね。
そんなマッシュルームを使うとき、疑問を持ちやすいのが「下処理で洗ったほうが良いか?」と「傘の裏が黒いのは腐っているか?」の2点です。
きのこは土がつきやすいので心情的には洗いたくなりますが、本当に洗ってもいいのでしょうか?
また、マッシュルームの裏が黒くなっていて、腐っているか心配に思う人も多いですよね。
そこで今回は、マッシュルームの下ごしらえの方法と腐ったときの変化について、洗うかどうかと裏が黒いと腐っているかを含めてご紹介します。
マッシュルームの下ごしらえの方法は?
マッシュルームなどのきのこの下ごしらえをするときには、まず石づきを包丁で切り落としましょう。
石づきとは、きのこが生えている根本の部分です。マッシュルームの場合は、根本から5~6mm切り落とせば十分ですね。基本的に他のきのこでも、固くて食べられないので切り落とします。
マッシュルームの下ごしらえの方法は次のとおりです。
- 石づきを包丁で切り捨てる
- マッシュルームの汚れをキッチンペーパーや布きんでふく
- スライスするなど使うサイズに切る
マッシュルームなどきのこは基本的に洗う必要はありません。キッチンペーパーや布きんで、ふくくらいで十分ですよ。
ただ、汚れやひどいときは、さっと弱い流水で水洗いしてください。基本的にきのこ類は水洗いすると、食感が悪くなり香りが落ちるので、なるべくなら洗わないほうがいいですよ。
また、マッシュルームは生で食べることができます。生で食べるときは、さすがにさっと水洗いしたほうがいいですね。こちらも洗いすぎると、食感と香りを損ねますので注意しましょう。
切ってからすぐ使わないときには、レモン汁をかけると変色防止になります。マッシュルームは酸化しやすいので、こういった処理も大切ですね。
腐るとマッシュルームの傘の裏が黒くなる?
マッシュルームの傘の裏が黒くなっても腐っていません!食べても大丈夫です!むしろ傘の裏が黒いマッシュルームは、成熟している証拠なのでおいしいですよ。
黒くなるのは成長過程で変色するためであり、腐ってるわけではありません。キノコが胞子をまくための準備をすると、傘の裏が黒くなるんです。
ですので、安心して傘の裏が黒いマッシュルームを食べてください。
ちなみに、本当に腐ったり傷んだりした場合は、次のような変化があります。
- 傘が暗く褐色になる
- スポンジみたいに柔らかくなる、弾力がなくなる
- アンモニアのような異臭がする
- 表面がパサパサになってしわができる
まず、見た目の色と張り、次に触ってみて弾力を確認して、ニオイが大丈夫か見れば完璧です。
危ないかなと思ったら、冒険せずに捨てましょう。お腹を壊したら最悪ですよ。
まとめ
ポイントは次のとおりです。
- マッシュルームは洗わないで、汚れをふく
- 石づきは切り捨てる
- 傘の裏が黒いのは腐っていない、成熟した証拠
- 本当に腐ると異臭・変色・張りがなくなる
マッシュルームをしっかり水洗いしたり、傘の裏が黒いマッシュルームを捨てるのは、もったいないですよ。