たらの芽は山菜の中でも有名で、天ぷらが特においしいですよね。
年中食べるものではないですが、たまに食べるとほのかな苦みがアクセントになり、お酒にもばっちり合います。
たらの芽は頻繁に食べるものではないので、下ごしらえの方法を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
山菜は特にアクが強いことでも有名なので、アク抜きの方法も気になりますよね。
そこで今回は、たらの芽の下ごしらえの方法とアク抜きの方法をお伝えします。
また、余ったときのためにたらの芽の保存方法もあわせてご紹介しますね。
たらの芽の下ごしらえの方法は?
たらの芽の下ごしらえの方法は、次のとおりです。
- たらの芽のハカマを取り、根本にある固い部分を削ぎ取る
- 数分水につけて、しっかり洗う
ハカマとは、たらの芽の根本の緑色や赤茶でふくらんでいる部分です。ハカマは食べられない上に、中に虫がいることが多い箇所ですよ。虫に対する心構えをしておきましょう。水につけるのも虫対策です。
天ぷらにする場合は、水でしっかり洗えば下ごしらえ完了です。そのまま調理に移っても大丈夫ですよ。
下ごしらえの方法は、次の動画が参考になります。
天ぷらにして揚げるならアク抜きの必要はありません。あげてしまえば、高温の油でアクが抜けて、えぐみが気にならなくなります。
天ぷらなどで揚げる場合はアク抜きしなくてもよいですが、揚げずに和え物やおひたしなどにするときにはアク抜きが必要です。
次にアク抜きの手順をご紹介します!
たらの芽のアク抜きの方法は?
たらの芽を天ぷら以外で食べるときには、次の手順でアク抜きしてください。山菜には基本的にアクが多いです。
- 下ごしらえのハカマ取りと水洗いをする
- 鍋にお湯を沸かして塩を入れる(水1Lに対し塩20gほど)
- 鍋にたらの芽を入れて、約2~3分ゆでる
- 冷水にさらして粗熱が取れたらアク抜き完了
山菜のアク抜きは、ゆでる→冷水のパターンがよくあります。覚えておいてもいいですね。
アク抜きさえすれば、めんつゆやポン酢で軽く味付けして食べてもおいしいんですよね。山菜はアクが多いので、しっかりアク抜きしましょう!
たらの芽のトゲは取ったほうがいい?
天然のたらの芽など、新鮮なものには茎にトゲが生えていることがあります。スーパーなど店で買った場合は、ないことが多いでしょう。
トゲは、天ぷらなどで加熱するなら取る必要はありません。逆に加熱しない和え物やおひたしにするときには、取りましょう。
たらの芽のトゲは、加熱することで柔らかくなって食べられるからです。加熱するときは、トゲをわざわざ取る必要はありません。
加熱しないで食べるときには、包丁などでトゲを軽く落としてください。好みですが、舌触りが少し変わります。
たらの芽が余ったらどう保存すればいい?
たらの芽は日持ちしないので、なるべく新鮮なうちに食べたほうがよい食材です。日数が経つにつれて、アクも強くなりますし香りも落ちてきます。山菜は新鮮さが大事ですよ。
どうしても食べきれなかったときは、新聞紙で包んでから穴を2,3か所開けたビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存してください。
冷蔵庫での保存期間は、2~3日です。普通の野菜より、だいぶ日持ちしません。
2~3日じゃどうしても食べきれないという方は、冷凍する方法もあります。
冷凍方法は、まずたらの芽を1分ほど固ゆでにして、水気をしっかり切ります。水気を切ったら、ジップロックなどに空気が入らないように密封してから冷凍庫に入れてください。
冷凍した場合は、約1カ月日持ちします。ただし、冷凍すると食感や香りが落ちるので、新鮮なたらの芽ならやめたほうがいいですよ。
まとめ
ポイントは次のとおりです。
- たらの芽の下ごしらえは、ハカマを取りしっかり水で洗う
- 天ぷらのときは、アク抜きしない
- アク抜きは、塩を入れたお湯で2~3分茹でたら冷水につける
- 保存方法は、新聞紙に包んで穴を開けたビニール袋に入れてから冷蔵庫
- たらの芽は日持ちしないので、保存期間は冷蔵庫で2~3日
- 冷凍は、固ゆでしてからジップロックなどで密封する
- 冷凍の保存期間は、約1カ月
山菜は天ぷらにするとおいしいですよね。しっかり下ごしらえするとおいしく食べられます。