ココアは、夏はアイスで冬はホットと年中飲む機会がある飲み物ですよね。
程よい甘さがあって、コーヒーや紅茶ではなく、ココアを飲みたい日もあるかと思います。
そんなココアですが、練るとおいしくなると聞いたことはないでしょうか?
実はココアは、練ることでとてもおいしくなります。どんな理由があるか気になりますよね。
そこで今回は、ココアが練るとおいしくなる理由について、お伝えします。
また、練っておいしいココアの入れ方も、あわせてご紹介しますよ。
ココアを練る理由は?
ココア(粉)に少量の熱湯など入れて練ると、滑らかな口当たりになってコクと香りが増し、ダマになることも防げますよ。
どうして練るとこのような効果が出るかというと、ココアのデンプンがアルファ化(糊化)させて糊状(のりじょう)になるためです。
この説明だとなんのことだかわかりませんよね。
デンプンのアルファ化(糊化)を簡単に説明すると、水とデンプンを加熱することで、デンプンが柔らかくねばっこい糊(のり)のような状態になることです。
アルファ化(糊化)は、炊いたお米をイメージするとわかりやすくなります。お米は炊くと、柔らかくモチモチした食感で粘り気がありますよね。これは、デンプンがアルファ化(糊化)した結果です。
アルファ化(糊化)することで、口当たりがよくなり消化しやすくなるわけですね。ココアを練ることでも同じ効果が望めます。
ココアにお湯を少量入れて練ることで、しっかりデンプンが水と混ざり合ってアルファ化(糊化)し、ダマにならずに全体が均一になります。
糊(のり)みたいなネバネバしたものができるわけですから、しっかり混ぜないとダメなのはわかりますよね。
つまり、ココア(粉)にお湯を少量入れて練ると、ココアのデンプンがアルファ化(糊化)してしっかり混ざり合い、口当たりが滑らかになりコクと香りが良くなるのです。
ひと手間かけることで、非常においしくなりますよ!
続いて、具体的なココアの入れ方をご紹介します。
おいしいココアの入れ方について
実はココアの粉には、純ココアと調整ココア(ミルクココア)の2種類があります。
純ココアとは、成分を調整していない、砂糖などが入っていないココアのことです。
一方、調整ココアはミルクココアとも呼ばれ、純ココアに砂糖、ミルク、保存料などを入れて飲みやすくしたココアのことをいいます。
それぞれに対応したおいしいココアの入れ方を、ご紹介していきます。
基本的な純ココアの入れ方について
次の手順でココアを入れてください。
- 鍋に純ココア5g、砂糖7g、水10mlを入れてよく混ぜる
- 弱火にかけて、ペースト状になるまで練る
- 牛乳120mlを少しずつ入れて混ぜながら温める
- 沸騰直前に火を止めて完成
ポイントは、ペースト状になるまでしっかり練ることです。
ここを怠ると失敗してしまいます。
砂糖や牛乳の量は、好みで調整してもいいですよ。
ちょっと大変という方は、次の方法でもおいしく入れることができますよ。
電子レンジを使った純ココアの入れ方は?
簡単な電子レンジを使った純ココアの入れ方は、次のとおりです。
- カップに純ココア、砂糖、お湯を入れてペースト状にまで練る
- 牛乳を入れて混ぜてから電子レンジで温める
- 取り出して再度混ぜて完成
こちらでもおいしくココアを入れることができます。
お試しください。
鍋よりも簡単なのが魅力です。
調整ココア(ミルクココア)の簡単なおいしい入れ方は?
調整ココア(ミルクココア)は、次の手順で入れるとおいしく飲めます。
- カップに調整ココア、お湯を入れてペースト状になるまで練る
- 牛乳を入れて混ぜる
- 電子レンジで温める
- 取り出して再度混ぜて完成
お湯でもいいですが、電子レンジを使うと手間が掛からず楽です。
調整ココアも事前にしっかり練ると、おいしいココアができあがります。
まとめ
ココアは少量のお湯などで練ると、デンプンがアルファ化(糊化)して、滑らかな口当たりになりコクと香りが増し、ダマになることも防げます。
おいしいココアの入れ方のポイントは、ペースト状になるまでしっかり練ることです。
一味違いますので、ぜひお試しあれ!