砂糖の代わりにはちみつで甘さを出したお菓子がありますよね。
蜂蜜の自然な甘みが、お菓子にマッチするととてもおいしいです。
実は、お菓子や料理によっては、砂糖とはちみつを同じ甘さにコントロールすることで、互いに代用することができるんです。
砂糖とはちみつの割合さえ知っていれば、砂糖→はちみつ、はちみつ→砂糖とどちらでも代用することができます。
そこで今回は、はちみつで砂糖を代用するときの分量についてと、砂糖ではちみつを代用するときの分量をお伝えします。
大さじの場合と重さの場合に分けて、それぞれ解説しますよ。
砂糖とはちみつの代用方法は?
代用の計算は、レシピが大さじ(小さじ)で書かれている場合と、重量(g)で書かれている場合とで異なるので注意してください。
まずは、大さじ(容量)の場合から説明します。
大さじ換算で代用する場合
砂糖をはちみつで代用するとき、使う砂糖の三分の一の量(大さじ小さじ換算)のはちみつを使えば、同じ甘さになります。
具体的には、次のとおりです。
- 砂糖大さじ1→はちみつ小さじ1
- 砂糖大さじ2→はちみつ小さじ2
- 砂糖大さじ3→はちみつ小さじ3(小さじ3=大さじ1)
砂糖:はちみつが3:1になるようにすればいいわけですね。
ちなみに、小さじ3=大さじ1になりますので、必要なときは計算してみてください。
一例を挙げると、砂糖大さじ2使うお菓子をはちみつで作る場合は、はちみつ小さじ2で代用すればいいという具合ですね。
このように使います。
次に、はちみつ→砂糖で代用する場合は、はちみつの容量(大さじ小さじなど)の3倍の砂糖を使用すれば、同じ甘さになります。
はちみつの場合の逆ですね。具体的には、次のとおりです。
- はちみつ大さじ1→砂糖大さじ3
- はちみつ小さじ1→砂糖大さじ1(大さじ1=小さじ3)
例を挙げると、はちみつ大さじ2使うお菓子を砂糖で作る場合、砂糖大さじ6で代用できるという使い方になります。
このように、はちみつ:砂糖を1:3で代用することで、同じ甘さとして使うことができますよ。
重さ(g)換算で代用する場合
実は、はちみつは砂糖の1.3倍の甘さがあります。
これを利用した実際の計算式は、次のとおりです。
- 砂糖→はちみつで代用:0.77×レシピの砂糖の重さ=使うはちみつの重さ
- はちみつ→砂糖で代用:1.3×レシピのはちみつの重さ=使う砂糖の重さ
この式にあてはめれば、重さベースで同じ甘さになるように、はちみつ・砂糖間の代用ができます。
それぞれ具体的な使い方を見ていきましょう。
例えば、砂糖90gを使うお菓子をはちみつで作る場合は、
0.77×90g(砂糖)=69g(はちみつ)
よって、69gのはちみつで代用できます。
もう一個例を挙げると、はちみつ30gを使うお菓子を砂糖で作る場合は、
1.3×30(はちみつ)=39g(砂糖)
よって、39gの砂糖で代用できます。
重量ベースの場合はちょっと計算が面倒ですが、計算式を参考にして代用してみてください!
甘さの基準に、「甘味度」というものがあります。甘味度は、砂糖を基準に甘さの強さがどれくらいか表すものです。
砂糖とはちみつの甘味度を比較してみましょう。
砂糖の甘味度は基準となる1です。一方はちみつの甘味度は1.3となります。
単純に砂糖の1.3倍はちみつは甘いといえますね!
重量ベースで代用するときの式を見ると、この1.3倍が使われていることがわかります。
砂糖をはちみつで代用するとどんな効果がある?
砂糖をはちみつで置き換えると、砂糖を使うよりカロリー・糖質がカットでき、喉によい効果・美肌効果・疲労回復・整腸作用といったはちみつの健康効果が望めます。
はちみつは、同じ甘さの砂糖と比べてカロリー・糖質共に低いので、カロリーと糖質を減らす効果がありますよ。
甘いものを食べたいけど、太りたくないというときには、はちみつで代用すれば良いでしょう。
はちみつと砂糖のカロリー・糖質の詳しい関係は、こちらの記事を参考にどうぞ。
参考:はちみつ大さじ1のカロリー・糖質はどれくらい?砂糖より太る?
また、はちみつはさまざまな健康効果があるので、砂糖を食べるよりも体に良い効果が期待できます。
積極的に取り入れてみてはどうでしょうか?
作るお菓子によっては、はちみつのほうがおいしいときもありますよ!
まとめ
ポイントは次のとおりです。
- はちみつ大さじ1=砂糖大さじ3で代用できる
- 砂糖をはちみつで代用:0.77×レシピの砂糖の重さ=使うはちみつの重さ
- はちみつを砂糖で代用:1.3×レシピのはちみつの重さ=使う砂糖の重さ
- 砂糖をはちみつで代用すると、カロリー・糖質が減り、さまざまな健康効果がある
砂糖とはちみつ、料理によって使い分けると面白いと思います。