キャベツとレタスは見た目がとても似ていますよね。普段目にする機会が少ないと、わからない人もいるのではないでしょうか。

 

あるいは、見た目で違いがわかる人でも、具体的な特徴の違いや栄養とカロリーがどう違うかまで、しっかりとはわかりませんよね。

違いがしっかりわかれば、場面によって使い分けることがもできますよ。

 

そこで今回は、キャベツとレタスの主な特徴と栄養・カロリーの違いについて、ご紹介します。


スポンサーリンク

キャベツとレタスの見分け方は?

キャベツ

 

主な特徴の違いを、次のとおり表にまとめました。

 

キャベツとレタスの主な特徴の違い

ポイント キャベツ レタス
緑~黄緑で淡い・ツヤなし 濃いめの緑・ツヤあり
茎の切り口 白かクリーム色で
変化しない
赤っぽくなる
厚くて硬い・ツルツル 薄くて柔らかい・ザラザラ
重さ ずっしりと重い 見た目より軽い
アブラナ科 キク科

 

まず、見た目で判断するときのポイントは、色合いです。キャベツの色はツヤがない緑~黄緑の淡い緑色をしています。対してレタスはツヤがある濃いめの緑色をしていますよ。

 

茎の切り口も、キャベツの切り口の色は白やクリーム色で変色しませんが、レタスは時間が経つと赤っぽい色合いになります。

 

レタスが新鮮なうちは赤っぽくならないので、時間が経たないと切り口では判断しにくいです。

 

次に、手に持って判断する際のポイントは、葉の太さと硬さをチェックすればわかります。キャベツの葉はツルツルして厚くて硬いのに対して、レタスの葉はザラザラして薄くて柔らかいという特徴がありますよ。ちょうど正反対になっているので、わかりやすいポイントですね。

 

また、重さもキャベツのほうがずっしりとして重く、レタスは見た目より軽く感じます。手に持てば、容易に見分けられます。

 

実際に見分けるときには、体の色合いの濃さ、葉の厚さと硬さ、手に持った重さで判断しましょう。

 

スーパーでは、キャベツはテープなどで袋に入れずに置かれていることが多く、レタスは透明のビニールに入れられていることが多いです。

 

ちなみに、キャベツはアブラナ科でレタスはキク科です。全く別の植物であることがわかりますね。

スポンサーリンク

キャベツとレタスの栄養・カロリーの違いは?

レタス

 

キャベツとレタスの主な栄養を比較すると、次の表のようになります。

 

キャベツ・レタス100gあたりの栄養の比較

栄養 勝者 主な効果
βカロテン レタス アンチエイジング効果・美肌効果
ビタミンC キャベツ アンチエイジング効果・美肌効果
ビタミンK キャベツ 骨を丈夫にする・動脈硬化予防
キャベジン キャベツ 胃の修復効果
ビタミンE レタス アンチエイジング効果・高血圧予防
食物繊維 キャベツ 整腸効果
カロリーの低さ レタス

 

表を見ると、それぞれに勝っている栄養があることがわかりますね!

この中でも注目すべき栄養は、βカロテンとキャベジンです。この2つとカロリーについて、解説していきます。

 

βカロテン

βカロテンはビタミンAに必要に応じて変換される栄養ですアンチエイジング効果と美肌効果があるので、美容のためには欠かせない栄養といえますね。

 

レタス100gあたりにβカロテンは240μg、キャベツ100gには50μg含まれています。レタスはキャベツより約5倍のβカロテンが含まれているのです。

より強くアンチエイジング効果と美肌効果が見込めますね。

 

ただ、同じくアンチエイジング効果と美肌効果を見込めるビタミンCは、レタスの約4倍キャベツに含まれています。

レタスのほうが一概に優れているとは、言いにくいですね。

 

キャベジン

キャベジンはビタミンUとも呼ばれ、胃の修復効果があります。栄養のキャベジンから名前を取った胃腸薬が有名ですよね。効果も同じなので、覚えやすいと思います。

 

キャベジンはレタスにも含まれますが、名前のとおりキャベツに多く含まれるので、キャベツのほうがより胃に優しい効果が望めますよ

 

カロリーを比較すると?

ダイエットなどで気になるカロリーですが、キャベツ100gあたり23kcal、レタス100gあたり12kcalレタスのカロリーのほうが低いです。

 

ただし、食べごたえはキャベツのほうがあるので、ダイエットにはキャベツが使われることが多いですよね。

 

よく噛んで満腹感を得ることはダイエットで重要なので、カロリーわずかな差よりも食べごたえを重視し、キャベツのほうがダイエットに向いていると言えます。

 

キャベツとレタスどう使い分ければいい?

疑問

 

キャベツとレタス使い分けを、栄養面と味・食感から考えてみます。

 

栄養面から使い分ける必要はある?

栄養面で見ると、キャベツとレタスはバランス良く栄養が含まれていて、共に一長一短があります。

 

強いていうなら、レタスはβカロテンとビタミンEに優れるので、アンチエイジング効果がキャベツより望めます。

 

対してキャベツは、ビタミンC・ビタミンK・キャベジン・食物繊維がキャベツより多く、ダイエットに向いていて、胃に優しい効果が望めますね。

 

ただ、どちらも一長一短あり同じ栄養も含んでいるので、違いを感じるには毎日大量に食べないとわからないレベルです。

 

それなら他の食材も含めて、バランス良く食べたほうが健康や美容には良い結果に繋がります。

栄養面に気を使うなら、バランス良くいろんな食材を食べましょう。

 

 

味・食感の違いは?

キャベツのほうが、食感がしっかりしていて食べごたえがあります。一方レタスは、シャキシャキとみずみずしい柔らかい食感がありますよね。

 

また熱を通すと、キャベツは甘みが増すのに対し、レタスは苦みが出てしまいます。

よって、レタスはサラダなどで食べる生食がオススメで、キャベツは生でも火を通しても食べられる万能さがあります。

 

結論は、栄養面は一長一短なので、火を通すならキャベツを使い、生なら食感や味が好みのほうを使うと良いです!

 

まとめ

今回のポイントは次のとおりです。

 

  • 色はキャベツがツヤなしの淡い緑や黄緑、レタスはツヤありの濃い緑
  • 茎の切り口は、時間が経つとレタスは赤っぽくなる
  • キャベツの葉はツルツルして厚くて硬く、レタスの葉はザラザラして薄くて柔らかい
  • キャベツのほうがずっしり重く、レタスは見た目より軽く感じる
  • 栄養面は一長一短あり、キャベツはダイエットに向いていて胃に優しく、レタスはアンチエイジング効果に優れる
  • 使い分けは、火を通すならキャベツを使い、生なら味・食感が好みのほうを使う

 

見た目が似ているキャベツとレタスですが、以上のような違いがありました。

どちらもおいしく栄養のバランスも良いので、偏らず食べるといいですね!