ネバネバ食材として注目を集めていて、とろろご飯や千切りにしてもおいしい長芋。
でも、赤ちゃんに離乳食として、食べさせてもいいのでしょうか?食べさせるならいつから?
また、長芋にはアレルギーの心配があり、お母さんとしては判断が難しいですよね。
今日はそんなお母さんのために、長芋の離乳食について、お伝えします!
赤ちゃんの健康のためにも、ぜひお役にたててください!
長芋の離乳食はいつから?
長芋は、離乳食後期(9カ月以降)から、食べることができます。ただし、口元がかゆくなったり、下痢・吐き気などのアレルギーを引き起こす可能性があります。
逆に、離乳食初期(5・6カ月)中期(7・8カ月)では、与えないほうが良いわけですね。理由としては、小さいころは免疫力が低く、命の危険がともなうようなアレルギー反応が起こりうるからです。
また、生で食べさせるのは、2~3歳ごろからが無難です。
どういう風に食べさせればいい?
必ず加熱してから、食べさせてください!
長芋は加熱することで、アレルギーを発症しにくくなる性質があります。また、加熱することで、かゆみ成分を抑える効果も発揮できますよ。
加熱調理後には、赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ食べさせましょう。加熱していても、口元がかゆくなったり、下痢・吐き気などのアレルギーの可能性があるので、最初はスプーン1杯ほど与えて、数日間様子を見るのが良いですね。
レシピ例としては、煮物やスープに加えるなどがあります。
長芋のアレルギーについて
アレルギーには即時型のものと遅延型のものがあります。即時型のものは、食べてから30分以内に症状が表れ、遅延型のものは、数時間から数日経たないと症状が表れません。
ですので、最初に長芋の離乳食を与えてから数日間様子を見て、赤ちゃんに問題がなければ、今後も与えるのがいいでしょう。
長芋のアレルギーの主な症状は、「皮膚の症状」と「消化器官の症状」と「呼吸器官の症状」があります。
皮膚の症状について
食べ物アレルギーで一番発症率が高いのが、この皮膚の症状です。症状は、全身あるいは体の一部にかゆみ、じんましん、赤味、ほてりが表れます。
長芋が直接付いた部分にも、付いていない部分にも症状が出ますので、注意しましょう。
また、目やまぶたが腫れることもありますので、気を付けてください。
消化器官の症状について
主な症状は、下痢、腹痛、胃痛、嘔吐です。赤ちゃんの胃痛はわかりにくいかもしれませんが、下痢や嘔吐には注意しましょう。
呼吸器官の症状について
くしゃみ・鼻水・鼻づまりに加えて、喘息を引き起こすこともあります。症状がひどくなると、呼吸困難になり意識を失い、命にかかわるケースもあるので、特に注意してください。
でも長芋は離乳食にぴったり?
長芋に主に含まれている栄養は、ビタミンB1、ビタミンCなどのビタミン類、カリウム・鉄・亜鉛などのミネラル成分に、食物繊維も豊富に含んでいます。
さらに、消化酵素もたっぷりあり、特に便秘の赤ちゃんにピッタリです!
栄養面を見れば、とても良い食材といえます。
また、入手しやすく、調理の手間もそれほどかからず、冷凍保存もできることから、お母さんにも優しい食材ですね!
以上、2点を考えて、長芋は離乳食に向いている食材と評価できます!
ただし、アレルギーには注意してください。
まとめ
- 赤ちゃんに長芋の離乳食は生後9カ月以降
- 必ず加熱して、最初は少量(スプーン1杯)だけ食べさせる
- その後、アレルギーがないか数日様子を見る
- 栄養豊富で、手間も少なく、離乳食に向いている
健康にとても良い食材なので、みんなでおいしく食べましょう。