チョコレート

 

チョコレートは、バレンタインやお土産などで人からもらう機会が多いお菓子ですよね。

特にバレンタインでは、友チョコや売れ残りを安く買ったりと、大量にチョコレートが手に入ることもあるのではないでしょうか?

 

そんなとき気になるのは、チョコレートは腐るのか?という疑問です。

肉や野菜が腐るのはわかりますが、果たしてチョコレートは腐るのでしょうか?

チョコレートにどんな変化が起きると食べられないのでしょうか?

 

そういった疑問の答えを知っておけば、チョコレートを安心して食べられますよ!

 

そこで今回は、チョコレートが腐るかどうかとその理由と変化について、ご紹介します。

また、チョコレートを長持ちさせる保存方法と保存期間の目安についても、併せてお伝えしますよ。


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チョコレートは腐るの?味が変になる?

チョコレート

 

チョコレートは非常に腐りにくい食べ物です。チョコレートの種類によっては、賞味期限が切れてから1年ほど食べられることもあります。

しかし、油脂が酸化すると、味が変になって食べられなくなってしまいますよ。

 

そもそも、食材が腐る原因は微生物が増殖するからなんです。微生物は水分がなければ、増殖できません。

 

そして、チョコレートには水分がほとんど含まれていませんので、とても腐りにくいわけです。

 

ただし、生チョコレートなど生クリームを含んでいるものは傷みやすく、長期間の保存ができませんので注意してください。

 

腐りにくいチョコレートですが、油脂が酸化することで、味がおかしくなってしまいます。油の酸化は、ドーナッツなど油であげてるお菓子も一緒です。作ってからだいぶ時間が経ったドーナッツを想像すると、わかりやすいですよ。

 

油が古くなって酸化したお菓子を食べると、気持ち悪くなり吐き気がすることがあるので注意しましょう。

 

つまり、チョコレートは腐るというか、油分が酸化して味が変になって食べられなくなるわけです。

野菜や肉が腐るのとは方向性が違うので、だいぶ日持ちする食べ物といえますね。

 

チョコレートの表面が白く変色したけど食べられるの?

チョコレートの表面が白く変色するのは、チョコレートに含まれている脂肪分(カカオバター)が浮き出たためです。これをファットブルームと呼びます。

 

表面白くなるのは、チョコレートの成分である脂肪分なので、問題なく食べられます。ただ、本来の味から落ちてしまいます。

 

なぜ脂肪分が浮き出るかというと、チョコレートが高温(28℃以上)になると脂肪分が分離して、表面に浮き出るからです。その後、冷えて固まると、表面が白くなるわけですね。

 

ファットブルームを防ぐには、チョコレートを高温で溶かさないようにすれば防げますよ。

ただ、店の保存状態によっては、まれにファットブルームが起きていることもあります。食べる分には害はないので、あまり神経質にならないほうがいいですね。

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チョコレートの保存方法は?

チョコレート

 

チョコレートは、夏場は冷蔵庫で保存し、夏以外は常温保存がオススメです!

というのも、チョコレート保存の適正温度は15~22℃だからですよ。気温が高くなる夏場は、冷蔵庫で保存するといいでしょう。

また、28℃からチョコレートは溶けてしまうので、注意してください。

 

ただし、トリュフなどの生チョコは生クリームが入っているものは、常時冷蔵庫で保存してください。

すぐ傷んでしまいます。

 

また、チョコレートは湿度にも弱いので、直射日光が当たらず湿気が少ない冷暗所で保存しましょう。

 

もし、開封したチョコを保存するときには、ジップロックなどで密封して保存すると日持ちします。

 

チョコレートの保存期間は?

 

チョコレート

 

基本的には賞味期限内に食べることを推奨しますが、種類別食べられる期間の目安は次のとおりです。

 

  • 板チョコ:賞味期限切れから約1年半(ナッツ入りだと約1年)
  • ガナッシュなど生チョコレート:賞味期限切れから約1~2日
  • 手作りチョコレート:作ってから3~4日(なるべく早く!)

 

もちろん、チョコレートの種類によって違いますので、あくまで目安です。

 

ちなみに、ゴディバのチョコなど高級チョコの多くは、賞味期限が2~3カ月なことが多いですよ。こちらは色々な種類があり、賞味期限切れからいつまでと一概には言いにくいですね。

 

怪しいときには、一欠片だけ食べてみて、自分の舌で判断することが大切ですよ!

賞味期限が切れたものは、自己責任で食べましょう。

 

まとめ

ポイントは次のとおりです。

 

  • チョコレートは腐りにくいが、酸化で味が変になる
  • 生チョコレートはすぐ傷む
  • チョコレートは、夏場は冷蔵庫で保存し、夏場以外は常温保存する
  • 常温保存は直射日光を避け、湿気が少ない冷暗所で保存する
  • チョコレートを食べられる期間の目安
    • 板チョコは賞味期限切れから約1年
    • 生チョコは賞味期限切れから約1~2日
    • 手作りチョコは作ってから3~4日
  • 怪しい場合は、自己責任において慎重に判断しましょう

 

なんか味が変だな、と思ったら食べないほうが無難ですね。