そら豆は独特のニオイがありますが、ほっこりとした豆のおいしさが凝縮されていて、ほのかな甘さがたまらないですよね。
特に、旬の4~6月のそら豆は格別です。塩ゆででシンプルに食べても良し、炊き込みご飯や炒め物にして良しと、おいしく食べられます。
そんなおいしいそら豆ですが、豆をおおうように薄い皮がついていますよね。
皮を全く食べないという人もいれば、皮を必ず食べるという人もいます。
一体どちらが正しいでしょうか?
皮を食べることに栄養などメリットはあるのでしょうか?
気になるところですね。
そこで今回は、そら豆の皮を食べるべきかどうかについて、検討します。
また、調理に役立つ簡単なそら豆のむき方についても、あわせてご紹介しますよ。
そら豆の薄皮は食べられる?
そら豆の皮は、食べられます!当然食べても体に害はありません。
食べない人も多い理由は、皮が硬くて食感が悪いからですね。
皮があっても平気な人は、皮つきのままどんどん食べて大丈夫です。
逆に気になる人は、皮をむいて食べてもいいですよ。
皮ごと食べるメリットは、皮の栄養もしっかり取れることで、皮をむいて食べるメリットは、食感が良くおいしく食べられることです。
昔テレビ番組でそら豆の食べ方を調査した際、皮をむいて食べる人は20人、皮ごと食べる人は14人という結果になりました。(地域によっても違うかもしれませんが)
やや皮をむいて食べる人が多数派ですね。ただ、それほど差はないので、どっちが一般的とは言いにくいでしょう。
自分の好みで食べ方を選んではどうでしょうか。
そら豆の皮にどんな栄養があるの?
そら豆の皮には、食物繊維がいっぱい含まれています。
食物繊維は腸内環境を整える効果があるので、便秘改善が望めますよ。他にも、高血圧予防やがん予防の効果もあります。
食物繊維を多く取りたい方は、皮ごとそら豆を食べるといいでしょう。
実は、そら豆のさやにも食物繊維は豊富に含まれています。新鮮なそら豆なら、さやごと焼いて食べられるので、より食物繊維を多く取ることができますよ。
また、そら豆の本体には、タンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄、銅、カリウムなどがバランス良く含まれています。
栄養バランスが良いので、料理にうまく取り入れたいですね!
そら豆はどうやってむく?
そら豆は次のようにすると簡単にむけます。
- そら豆をぞうきんを絞るようにして割る
- 割れた隙間から豆を取り出す
- 豆のつめの部分から薄皮をむく
つめの部分は上の画像を参考にしてください。つめは黒くない場合もあります。
もし、薄皮を残して塩ゆでなどにする場合は、薄皮をむかずにつめの部分に包丁で1cmほど切り込みを入れると良いです。
切れ込みを入れると、塩がまわり、薄皮をつるんとむいて出しやすくなります。薄皮を食べる方は、皮をむかずに食べてもいいですしね。
薄皮をむいたり切れ込みを入れるには、多少手間がかかりますが、おいしくそら豆を食べるためにがんばりましょう!
まとめ
そら豆の皮は、食べることができます。
皮をむいて食べる人が食べない人より、やや多いようです。
そら豆の皮には、食物繊維が豊富に含まれています。皮をむかずに食べると、食物繊維をたっぷり取ることができますよ。
対して、そら豆の皮をむいて食べると食感が良くなるメリットがあります。
そら豆は栄養バランスが良いので、いろんな料理で活用しましょう。
そら豆をむくときは、ぞうきんを絞るようにして作った割れ目から豆を取り出すと楽にむけます。
薄皮を茹でる前にむくときには、そら豆のつめの部分からむくと簡単です。
塩茹でする際には、包丁で約1cmつめに切れ込みを入れると、皮がむきやすく塩がまわりおいしくなります。
皮を食べても食べなくても、たくさん食べると健康にもいいですよ。