最近ネバネバ食材が疲労回復や健康に良いと注目を集めています。そんなネバネバ食材の中でも、根強い人気をもっているのが長芋です。
長芋を、せっかくもらったり買ったりしても、使い切れずダメにした経験ありませんか?
また、とろろを作るときに変色しちゃった!なんてこともありますよね。
私も昔は、使い切れずダメにしたり、保存方法が悪く変色させたことがありました。
しかし、長芋はちょっとしたコツで日持ちして、おいしく食べることができるのです。
そこで今回は、長芋の保存方法や保存期間、おいしく食べるすりおろし方をお伝えします!
そのままの長芋の保存方法と保存期間は?
切られていない皮があるままの長芋の保存は、冷暗所で新聞紙やペーパータオルにくるんで保存しましょう。
保存期間は、約1カ月が目安。おがくず入りの箱に長芋が入ってる場合は、そのまま冷暗所に保存してOKです。
ちなみに、冷暗所とは、14℃以下で、風とおしのよく日が当たらない涼しい場所を指します。
今回は関係ないですが、常温保存は、15~25℃の直射日光の当たらない場所での保存という意味ですね。
なお夏場は、14℃以下での保存が難しいので、冷蔵庫に入れて保存しましょう。新聞紙やペーパータオルにくるんで、ポリ袋などに入れてから冷蔵庫に入れればOKです。
保存期間は、約2カ月が目安で、冷蔵庫に入れないときより長く少し日持ちします。
切った長芋の保存方法と保存期間は?
切った長芋は、まず切り口をラップにくるんで輪ゴムなどで縛り、切り口が空気に触れないようにします。それから、全体を新聞紙などで包んで冷蔵庫で保存しましょう。
保存期間は、約一週間が目安。
ラップは、切り口から変色して傷んでいくのを防ぐためですね。
冷凍保存の方法は?
長芋を冷凍保存する方法は、すりおろして冷凍する方法と細切りを冷凍する方法の2種類があります。
保存期間は、どちらの方法も約一カ月が目安です。
すりおろしの冷凍保存について
皮をむいた長芋を、酢水(水500ccに対して酢大さじ1)に5~10分さらします。
すりおろしてから、冷凍用の保存袋に入れて、空気が入らないように薄く平らに伸ばして冷凍します。
食べたい分だけ、割ってすぐ使うことができますよ。
自然解凍だと粘りやとろみを損なわないので、オススメ!
細切りの冷凍保存について
長芋を細切りにし、酢水(水500ccに対して酢大さじ1)に5~10分さらします。
その後、水気をよく切って、冷凍用の保存袋に入れてから、冷凍しましょう。
これも自然解凍がオススメです!
干す方法と保存期間は?
煮物や汁物に最適なのが、干す方法!
- 皮をむき、輪切りやいちょう切りなど使い方に合わせて切る
- 酢水(水500ccに対して酢大さじ1)に5~10分さらす
- キッチンペーパーなどで水分をよく拭き取って、ザルに並べる
- 日中は外干しし、夜間は部屋に取り込みながら、2日干せば完成!
保存期間は、一カ月が目安。
とろろをおいしく食べるためのすりおろし方について
おいしい長芋のすりおろし方をご紹介します!
- たわしやスポンジを使い、水洗いをして泥や汚れを落とす
- 食べる直前に、包丁やピーラーで皮をむく
- 酢水(水500ccに対して酢大さじ1)に5~10分さらす
- 水分をキッチンペーパーなどで拭き取る
- 目の細かいおろし金を使い、おろし金と長芋を垂直にして、円を描くようにすりおろす
食べる直前に皮をむき、すりおろすことで、食感がふわふわしておいしくなりますよ。
また、目の細かいおろし金で垂直にすりおろすことで、舌触りがよくなる効果があります。
酢水にさらす理由は、変色を防ぎ、かゆみ成分を溶かすためです。ぜひお試しください!
余談ですが、すりおろした後に、酢水で手を洗うと、かゆみがなくなります。
もっと詳しい酢水を使う理由は、下の参考記事に詳しく書いてありますので、興味がありましたらどうぞ。
参考:長芋の下ごしらえに酢水を使う理由は?さらす時間はどれくらい?
まとめ
- そのままの長芋は、新聞紙などで包み冷暗所で保存(保存期間は約一カ月)
- 切った場合は、切り口をラップで包んで輪ゴムで縛ってから、全体を新聞紙で包み冷蔵庫で保存(保存期間は約一週間)
- 冷凍保存は、約一カ月日持ちして便利
- 2日干せば、煮物や汁物に最適(保存期間は約一カ月)
- おいしいとろろのすりおろし方は、食べる直前に目の細かいおろし金で、垂直に円を描くようにすりおろす
ひと手間加えると、日持ちして、おいしく食べることができます。