オクラはネバネバ食材の代表格で栄養もたっぷりです。
ネバネバした食材は疲労回復の効果があるので、食欲がないときに向いてますよね。
体に良いオクラですが、通常は茹でてから食べると思います。
普通は茹でて食べるオクラですが、実は生で食べることもできるんです。
生でも食べられるオクラですが、生食するときと茹でて食べるときとの違いは何があるのでしょうか?
気になりますよね。
そこで今回は、オクラを生で食べる場合と茹でた場合との違いについて、栄養が逃げるかどうかも含めてご紹介します。
また、生で食べるときの下ごしらえの方法も、併せてお伝えしますよ。
オクラは生食できる?
オクラは生でも食べることができます!
茹でたときのように、醤油をかけて食べてもサラダなどに混ぜて食べてもOKです。
ただし、生で食べる場合と茹でる場合では、次のような違いがありますよ。
生食の特徴
- 食べると固く感じるオクラもある
- 青臭く感じる人もいる
- 栄養を逃がさず取れる
茹でたときの特徴
- 柔らかくなる
- 色合いが良く見える
- 栄養が一部逃げる
育ちすぎた大きいオクラは固くなりがちです。他の野菜でも動物の肉でもそうですよね。
オクラも同様で、生だとちょっと固く感じるときがあります。品種にもよりますが、大き目のオクラは茹でて柔らかくしてから食べたほうがおいしく食べられますよ。
また、茹でることで青臭さが減り、緑の色合いがよく見える効果があります。
生で食べるとちょっと青臭くてダメだな、と感じる人もいるので注意しましょう。
私は生でもおいしく食べられるので、よくネバネバサラダにしてモリモリ食べていますが!
以上のようにオクラを茹でるメリットはたくさんあります。しかし、茹でると栄養が逃げてしまうという欠点もあるのです。
茹でると栄養が逃げる?
オクラに含まれている「ムチン」と「ペクチン」という栄養素は熱に弱い性質を持っているため、茹でると栄養がお湯に流れてしまいます。
「ムチン」と「ペクチン」とは、オクラのネバネバの素になっている栄養素で、体に良い効果をたくさん持っているんです。
ムチンは疲労回復や胃腸を整える効果、ペクチンはコレステロールを下げる・便通を良くする・血糖値の上昇を抑える効果などがあります。
このような効果があるため、ネバネバの強い食材は夏バテにも良いと言われているわけですよ。
ようするに、熱に弱い栄養がオクラにあるため、茹でるよりも生で食べたほうが栄養を逃さず取ることができます。
生で食べるときの下ごしらえの方法は?
オクラを生で食べるときは、次のような手順を行いましょう。
- オクラを水洗いする
- まな板の上でオクラに塩を振る
- 手のひらで優しくオクラを転がし、産毛を取る
- 塩を洗い流し、ヘタとがくを取り除く
- オクラを食べる大きさにカットする
ポイントは、まな板の上でオクラを転がして産毛を取ることです。
産毛を取り除かないと、食べたときにチクチクとした口当たりが残ってしまいます。
多少面倒でもしっかり下処理しましょう。
また、塩を振って下味をつけたほうが美味しく食べることができます。
ヘタとがく(ヘタ周りの固い部分)は丁寧にカットしても良いですが、生で食べるならへたとがくをざっくり切り落としたほうが楽ですよ。
ちなみに、逆にオクラを茹でるときは、ヘタを切ったところから水が入って食感が損なわれるので、ヘタとがくを丁寧に取り除いたほうが良いです。
しっかり下ごしらえをしましたら、好みの方法でオクラを食べましょう。
ネバネバ丼にしてもサラダと混ぜても美味しいです!
まとめ
今回のポイントは次のとおりです。
- オクラは生でも美味しく食べられる
- 生だと栄養を逃さず食べられる
- 生で食べるときは、下処理で産毛をしっかり取る
オクラは胃が弱っているときや夏バテに効果があります。
生でもオクラを食べて栄養をつけましょう。